連載小説『アラフォー婚活、修羅の道』②街コン戦記
秋の代々木公園で行われた大規模な街コンの翌日、抜け殻のようになった身体で月曜の仕事を終えた後、ほのかとあきなは行き慣れた場末居酒屋の片隅に陣取り、反省会を開いていた。畳敷きの狭い席に身を寄せ合い、二人はお互いの疲れた表情を笑い合いながらも、グラスを片手にサバサバとした口調で昨日の出来事を振り返っていた。
ほのか(焼酎をぐいっと飲み干して、ため息混じりに笑う): 「いやぁ、昨日は疲れたね。9時に公園入口で待ち合わせして、運営のテントで下着穿き替えるなんて、何年ぶりかしら。あん