【詩】雨漏り
別に何かしたわけじゃない
白髪に反射する陽射しが目に痛い
別に何かしたわけじゃない
雨漏りがする納屋
ブルースに火をつけて
無駄な光を殺せ
新しい喜び 新しい闇
飛蚊症のセールスマンのふらつき
別に何かしたわけじゃない
荒れた手の甲の罪は贖われない
別に何かしたわけじゃない
スコールに佇む夕べ
ブルースに火をつけて
無駄な光を殺せ
新しい喜び 新しい闇
離人症の旅人のよろめき
心壊れるほどの景色
寂れたラブホテル 虚しいレンタルビデオ屋
膝から崩れ落ちた時に迎えてくれるのは痛みだけ
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