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警察官を辞めて10年近く経過した私が思うこと

皆さんこんにちは!
元警察官のけいです。

今日は、警察官を辞めて10年近く経った、元警察官の私の思うところを記事にしようと思います。
これから警察官を目指そうとしている方、警察官を辞めたいとお考えの方に一度読んでほしいです。

1,警察官を辞めた後の話

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現在私は看護学生です。
看護師(正看護師)になるため、看護学校に通っております。
あと1年後には看護師国家試験を受験し、来年の春からは看護師として働く・・・はずwww

 

警察官を辞めた後は、公務員試験の浪人をやっていました。
警察官の次は、市役所職員として働こうと思っていました。
警察官を退職後、昼間は工場でアルバイトをしながら(パナソニックの下請けで換気扇を作る仕事)、朝、夕方以降は公務員試験の勉強に明け暮れていました。
2年間、公務員試験浪人をしておりましたが、希望の行政機関から内定を頂くことができませんでした。

 

さすがに2年間の公務員試験浪人をしていて、精神的にも経済的にも疲弊しておりました。
20代後半で、年が近い人は、仕事も続いていてそれなりのポジションだったり、結婚しだしたりしていて、人生動いてるなぁ〜と見ていて感じました。
そんな中、自分は何をやっているんだろうと、自己嫌悪に陥ったことも何度もありました。
今となっては懐かしいなぁwと思える出来事ですが、当時はまだ20代後半です。
どうしても人と比べてしまうお年頃なのかなぁと思います。

人生、人と比べたってなんにもならないんですけどね。
ここに気がつくまでめちゃくちゃ時間がかかりました。
現在では「人は人、自分は自分。」という境地に完全にたどり着くことができました。人と比べても何も意味がないと思えるようになりました。

公務員試験浪人を終えた後、私は介護士になろうと思いました。
理由は簡単です。
1,介護士は人手不足の業界だから、未経験20代後半の私でも就職できるのではないか?
2,今後は超高齢社会なので、介護士としてちゃんと経験を積めば、食いっぱぐれることは無いのではないか?

まぁ、だいたいこんな感じです。

介護士という仕事には資格が複数あります。

2,こういう人は警察官を目指すな!!

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『安定しているから警察官になりたい』 

とにかくこういった動機で警察官を目指す人には反対します。
安定を求めて、という理由だけで定年まで務まるような仕事ではないと思います。
もちろん、家族のため、養っていくため、とかそういった理由があれば良いと思いますが、単純に『とりあえず公務員だし、安定してるでしょ』ぐらいの安易な気持ちで警察官になろうとすると、長く続かないのではないかなと思います。
結婚して、家族を養っていくため、どうしても安定していて、それなりに給料の良い仕事に就く必要がある。といった場合であれば、警察官もアリだと思います。
警察官は、公務員の中では給料が良い方ですし、社会的信頼も大きいですからね。
住宅ローンも、審査が通りやすいです。
この場合は、『安定』を求めて、というよりも、『家族を養っていくため』という理由があるので、警察官になっても、仕事に耐えられるのではないかなと思います。

とにかく、単純に『警察官は安定しているから』という理由だけで警察官になろうとするのはやめておいたほうがいいです。

 

3,こういう人は警察官を辞めるな!!

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警察官を退職しても、転職戦線で戦える資格、経験が特に無い人は、安易に警察官を辞めてしまうと後悔することになります。

この資格があれば、転職には苦労しない、といった資格や特技があれば、警察官から転職してしまっても全然問題ないと思います。

そして、警察官から転職をお考えの方にお伝えしたいことは、『警察官を辞める前に、次の仕事の内定をGETしておけ!!』ということです。

どういうことかと言いますと、警察官を辞めたといいますと、世間に勘ぐられるんですwww 最近警察官の不祥事がちょいちょいニュースになっていますよね??ですので、こいつも何かやらかして警察官をクビになってしまったのではないか??と。

そういったわけで、警察官を辞めた後に、転職活動をするとなると、こういった『無駄に疑われるところからスタートする』というハメになってしまい、在職期間中よりも、転職活動の難易度が大幅にアップしてしまうというわけです。

実際私も、介護士や看護学校受験時、看護学生奨学金面接(就職活動を兼ねていて、就職先の病院も決定する)でも、「この男は、何かやらかして警察官を辞めたのではないか??」という疑いの目で見られているのをヒシヒシと感じました(苦笑)

ですので、警察官からの転職をお考えの方にオススメするのは、警察官在職中から転職活動を行っておくことです。今ではスマホで簡単に転職活動を行うことができます。 

4,警察官を辞めて後悔していること

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結論から言うと、後悔はしていません。
全く後悔していないのかというと、そういうわけではありません。
公務員試験浪人中はなかなか思うように勉強がはかどらず、「警察官を辞めていなかったら、今頃どんな人生だったのだろうか。」とふと思ったことがありました。

でも正直なところ、それぐらいです。
公務員試験に合格することができなくて介護士になったり、現在は30代ですが看護学生をやっています。
しかし、だからといって警察官を辞めなければ良かったとは思ってはいません。
警察官を辞めた後の人生ルート(笑)も、充分に楽しく、充実しています。
もちろん、警察官を辞めずにそのまま続けていた場合であったとしても、それなりに人生を楽しんでいたような気がしなくもないです。まぁ、いずれは辞めていたと思いますが。 

 

5,警察官を辞めて良かったと思っていること

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警察官を辞めて良かったと思っていること。
仕事上のストレスや、プライベートでの制限が大幅に減ったことですね。 

これは本当に大きいと思います。
警察官時代は、警察という職務のプレッシャーや、警察特有の人間関係によるストレスがありました。
休日であっても、心身ともに解放されずに疲れがいつまでたっても抜けきらない日々を送っていました。

なんていうんでしょうかね・・・。
他の仕事にはない、警察官特有のプレッシャーとでも言うんでしょうか。
例えばですが、仕事とは全く関係がないところで交通事故を起こして、職場の上司に叱られるだなんて仕事、世の中にいくつありますかね?
トヨタなんかは超大企業なだけあって、しかも自動車メーカーですから、社員の交通事故には目を光らせています。
よほど、社員の仕事とは関係の無い交通事故に目を光らせている会社(仕事)なんて、そうそうないと思います。

しかし、警察官はそうはいきません。
プライベートの交通事故であっても、上司にめちゃくちゃ怒られます。
交通事故の内容がひどい場合だと、警察本部に行ってお叱りを受けることになってしまいます。
そういったところも、休日であっても気が休まらない所以なのかなぁと思います。

もちろん他にも、
・交際者を報告しなければならない
・警察官の結婚相手に対しては身辺調査が入る
・借金(ローン含む)にやたら厳しい
・アルコールハラスメントばりに酒を飲まされるのに、酒絡みの不祥事にピリピリしている
などなど、色々とあります。

今振り返っても、警察官という仕事は、なにかと生きづらい仕事だったなぁとつくづく思います。
まぁ、これも人それぞれですけどね。気にならない人は気にならないでしょうし。人生の価値観なんてのは、人それぞれです。

 

6,これからの私の人生

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現在私は、看護学生2年生(正看護師、専門学校) です。
現在病院実習の真っ只中です。
朝から夕方まで病院で実習を行い、帰宅後は振り返りレポートや事後学習に追われる毎日です。
同級生は疲弊しまくってますwww
まぁ、世の看護学生の大半がこういうものだと思いますけどwww

来年の春には看護師国家試験に合格し、看護学校を卒業する予定です。順調にいけばwww
卒業後は総合病院に勤める予定です。すでに内定も頂いています。
こんなところですかね。

今後もnoteを続けていくつもりです。
これから警察官を目指す方に警察官という仕事の現実を発信していきたいと思います。警察官になった後で「人生こんなはずじゃなかった」と後悔する人が一人でも少なくなるよう、警察官という仕事の現実について、より多くの方々に知っていただきたいと思っています。

もちろん、警察官という仕事の現実を知りつつも、「警察官になりたい!!」という方は全力で応援いたします。
公務員試験浪人や看護学校受験でお世話になった、LEC東京リーガルマインドや東京アカデミーで培った受験テクニックであなたを応援しますw

 

最後までお読み下さり、ありがとうございました!!
今後ともよろしくお願いいたします!!

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