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平凡な日曜日(5/19)

昨日は作曲脳を分析しているつもりが、仕事に対するスタンスの話が大半を占めていたね。

今日はいよいよ日記で書くこと(書けること)が見つからないような一日だった。

とあるピアニストの方が演奏するために昨日作っていた曲は、実は画合わせのプロジェクトなんだけど(だからこそ、私にオファーがきたのかと思われる)、とあるシーンでの出演者のショットに合わせて音楽の展開を調整してほしいという内容だった。我ながら、人の動きに音を合わせるとか、映像のもつリズムに対する辻褄合わせだけは天才的にお手軽にできてしまうので、作曲能力よりも察知能力が売りの「映画音楽察知家」という肩書きに身分変更した方が良いのかも知れない。

そんな今日は、告知がギリギリになってしまったが急遽インスタグラムでライブ配信を行うことにした。ひとつ予定が飛んでしまったために時間ができたからだ。

折角配信をするのなら、パリの雰囲気を知ってもらえるような形が良いなぁと思って、特にノープランではあるものの、左岸の人気エリアまで歩いていくことにした。

日曜日の昼下がりだったので、蚤の市がすごい人だかり!スナップショットの撮影に凝っている昨今なので、新人カメラ小僧・世武裕子の好奇心が疼いてしまい、兎に角シャッターを押し続けた。

そんなことをしていたら配信予告時間になってしまったではないか!ということで結局パンテオンまでしか辿り着けず、そこから配信をスタートすることになった。

お恥ずかしながらイメージによる決めつけで、左岸なんてスノッブな奴らが生息している場所だ!なんて思っていたけれど、初めて近くで観るパンテオンの大きさにシンプルに圧倒され、思わず「わぁ〜!すごいねー!」と声が出たのだった。

そのあとは、熱烈にキスをしているカップルや、アイスクリームを食べる親子など、相変わらず伸び伸び生きているような人々と多くすれ違いながら、ボンマルシェまで足を運び(建物の中はやはり電波が悪くて、途中かなり途切れていたらしい)、左岸が嫌いだなんだと言いながらも、視聴者の人たちにパリの良い部分を観てもらえて、純粋に嬉しかった。

帰宅してからは、最近知り合った人たちとチャットをして親交を深めつつ、広島が舞台の熱血物語がいよいよ完結してしまう寂しさと向き合う覚悟をして、読了した。この本に生きている人物たちがとても好きだった。

基本的には毎日サラダを食べているが、今日は温かいものが食べたいなと思い、近所のベトナム料理屋さんにて豚肉とご飯のお弁当を購入。11€は少し予算オーバーだったが、甘んじて舌鼓をうつ。添えられていた野菜のコンソメ煮みたいな一品がとても美味しかった。「物価はそんなに変わってないけどね、円安だからじゃない?」なんてライブ配信では言ったけれども、やはり2,3€は平均的に値上がりしているかも知れなかった。

それでも円安のせいで、体感はもっと値上がったように感じるのだが....

今日は殆ど眠れていなかったせいもあって、濱口監督の『悪は存在しない』は来週のお預けになった。

来月になったら映画見放題の会員チケットを購入する。ああ、早く映画館に通える日常をゲットしたいものだ。

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