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とりとめのない一日(4/22)

あら、大変!気づいたら2時半じゃないの!

リアルタイム当事者でないとなかなかピンとこない話なんだけど、毎日片付け、片付け、荷造り、片付けの永遠のループ。いつまでやってるの?だらだらしてんじゃないの?と思われ始めている事だろう。

しかし完全移住というのは案外大変で、しかも"これはチャンス!"とばかりに細かいものも全て確認しながら行方を決め、時には磨いたり洗ったり、手荷物と配送と機内預け(禁止のものも随分増えた印象)とに分けるため商品を分解したり、意外に骨が折れるものである。

幸運にも実際はどこの骨も折れておらずピンピンしていて、カルシウムの摂取にも積極的に暮らしているが、丁寧にやればやるほど時間がかかるのはどんな作業も同じだ。

そんな特殊な状況だから朝活はしばし中断している。
そのおかげで朝7時頃にご近所さんがドタバタしていたとて熟睡帯なのか全く目が覚めなくなった。
もしかしたらいよいよ騒音に配慮して下さったおかげかもしれないので、軽々しい事を言うのはやめよう。

段ボール6つの想定で荷造りを始めたが、3つ目に差し掛かったところで「次がラストワンなのでは?」という気配を感じ始める。目標は国際引越し便(送料)を20万円以内に収めることだ。肝となるのは機材周りだが、パリで買い直すことを前提とすれば、他の家具と違って欲しい人は同業者に沢山いる。すぐに捌けるだろう。

日本は家具も家電も、微々たる傷がついただけで買取不可。それどころか、逆に立派な金額を「ゴミ回収料」として請求される。「エコの暮らしを皆んなで考えよう」「地球を大切にしよう」と言ってスーパーの袋を有料にしたり、ストローを紙製にして人々の味覚を鈍らせたりしているのを見る度に「間違ってないけど、それってエコの本質を理解してやっているのか、そういう世の中だからやってるのかどっち?」と疑いの気持ちも持ってしまうくらい頓珍漢な矛盾も多い。

それはジェンダー格差、各種ハラスメント問題などにも通ずるところだ。「今ってそういう社会だから」「これも差別と言われるのかもしれないけれど」という類のセリフは、最近の枕詞ランキングの上位を占めている。

本当によく聞くが、よく聞く度に「だから今から言うことは色々と免除してくださいね!」という下心が隠されているように思えてならず、私の意地悪さが2割ほどしゃしゃり出た解釈と考えても、8割方は言いがかりでもなかろう。

買取見積もり業者さんも、私があたった3社の営業トークを見ていると、そういうふうに教えられたのだろうからと騙されて聞くフリはするものの、そんなギリギリ詐欺ぽいトークされても「そうなんですね、了解です」になるわけないだろう!と思いつつ、なっているから成り立っているのか?と思うと、何となくどんよりした気持ちになった。

丁度友人とも話していた議題の一つだったが、騙す側になってお金を一円でも多く手に入れようとするくらいなら、(限度はあるが)騙される側になってお金の損だけするならば、迷わず後者になりたいくらいだ。(実際には、"限度"という条件付きにしている時点で成立しない二択)

そんな私は明日、アクティブに朝から夜まで5件のアポイントメントをぶち込んでいるため、今日はそろそろ、大人しく眠りにつきたいと思う。

チャオ!

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