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たんまり働いた一日(6/5)

とんでもない情報量を叩き出した一日は朝4時をすぎた今ようやく終わろうとして、こうして日記を書いている。このくらい働くと「働いたな!」という充足感が生まれる。終わり方に納得している、ということも重要である。

あまりに長い一日は、朝の起床とともに、とある映画の音楽メニュー表を受け取るところから。メニュー表を目視しながら映像を今一度確認する。
この後の音楽打合せに備えるためなのだが、このタイミングで弁護士さんから高度なフランス語構文で書かれたメールが届き、さらには、パリのエージェントから今ってデータの編集できる?という問い合わせのメールが。
仕事を詰め込みすぎて、マルチタスクがマルチ商法で攻め寄ってくる。

フランス語の語学学校の最終クラスは中級上だった。その程度の私のフランス語能力では、フランス人エリートたちの仰々しい(その言い方だと悪口)文章や言い回しが必要以上にややこしく見えて、それだけで窒息しそうになった。沖縄で初めてシュノーケリングをやった時に水が鼻に侵入してきたあのパニックに似ている(例えが難解ホークス)。
Ccに入っていた日本人会計士さん(横浜ベイスターズファン)が、私の教養の足りなさが露呈した陳腐な返信を見て、少し助け舟(追記)を出してくださった。

音楽メニュー表と映像を並べて、その右下でメールを打つ。殆どマルチ商法である。今を逃すと食いっぱぐれる!と思い、近所のパン屋さんでサンドイッチだけ買って帰った。ヴィーガンサンドはアンチョビが酸っぱくていい仕事をしていた。私もいい仕事しよって気になる。

音楽打合せが終わった瞬間、パリのエージェントからお願いされていたデータのエディット作業を開始した。その横で、VISA申請時のビジネスプランや(私が先日間違えて申請してしまった)職業申告の詳細を弁護士さんにメールで伝える。

そのあとは、約束していた人と落ち合うためにオリンピック間近の競歩代表・世武選手が満を辞して登場。オリンピック目前にワールドレコードを叩き出しながらマレ地区に到着した。

パリのカッフェは19時まで営業していたら御の字って感じなので、私たちはギリギリまで「御の字」を毛筆で書く練習をするかのようにケーキとお茶を頂き、閉店ギリギリでお店をあとにした。

初めて会った美女の美しさにすっかり虜になった私であったが、帰宅してから映画のエンディング用の曲を書いて、さらにその解説資料も作ろうと考えていたため、「別のお店に移動します?」という提案を飛び蹴りのように弾いて、しょっぱい涙で前が見えなかった。(嘘)

帰宅してからは、早速、エンディングの5分間に合わせてデモを作る。監督から然るべき関係者にあらましを伝えるという風に聞いていたのだが、やはり直接届けられる可能性があるならば直接届けたいと思い、手紙か論文のようなメモを書き始める。

というわけで、読む方も大変な分量の資料を作っていたら夜ご飯を食べ損ね、急いでじゃが芋を素揚げしたものと、平たい桃を洗ってかじる。そんなこんなですっかり朝も4時になっていたというわけ。

この日記を書いていたら5時が近づいてきた。4時と5時はなんとなく雲泥の差だと思っている。4時は夜だけど5時は朝なのだ。私は夜のうちに寝てやる!VICTORYはすぐそこだ!
VICTORYといえば、そういえば今日はカープが日本ハムファイターズに勝って連敗ストップ。私もカープのVICTORYに倣って夜のうちにVICTORYし(/寝)たい。

マルチタスクのマルチ商法から6-0でビクトリー!

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