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昔を思い出してセンチメンタル


ふとしたきっかけで思い出される。


週に1度の休みはお弁当のおかずを作り置きしている。
料理は上手でも下手でもなく普通の腕前。

お付き合いしている彼が数日前にコンビニご飯に飽きてきたと言っていたので作り置きついでにお家に招待をしてご飯を食べて貰うことにした。

「身体に良さそうなご飯のお店が近くにあったら毎日行くのに〜」と言っていたので和食にしようと頭で献立を考える。

メインはお魚
冷奴に大葉とミョウガをたっぷり
三つ葉のだし巻き卵
ごぼうとにんじんのオリーブオイル炒め
ほうれん草の胡麻和え
きゅうりとトマトの酢の物
雑穀米。

なんと完璧な献立でしょう!と自画自賛しながらこれに決定。だが魚をただ焼くのはつまらない。



ポキ丼なんてどうだ?マグロとサーモンとアボカドって王道に美味しいし、ちょっと豪華に見えるよね?
働き盛りの男子にはピッタリであろう。(34歳は果たして男子なのか)

私が初めてポキ丼を知ったのはハワイアンカフェでのこと。亡くなった旦那さんが働いていたお店の期間限定メニューでポキ丼があった。

ポキ丼ってなんかまぬけな名前で可愛い。
マグロとサーモンをお米に乗せたやつという説明だけで美味しそう。間違いない。

ニンニクがちょっぴり聞いていて甘辛いタレが美味しかった記憶がある。

こうやって食べ物だけでも旦那さんのことを思い出す。
あ〜、ポキ丼。あの時こんな会話したな〜とか
あそこの席に座ったな〜。なんてことまで、忘れていたのに記憶の隅っこのほうから顔を出す。

ポキ丼は私にとってはセンチメンタル。

けどめちゃくちゃうまい。


どこらかしらに旦那さんの痕跡がいるのです。
スーパーで買い物しているとき、NIKE、季節の匂い、Canonのカメラ、ジェフバーナット、東京の夏。
彼はある意味自分の存在価値を証明し、残すことに成功、達成したのかもしれません。
今日もありがとうございます。

追伸

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