Yes,Kawaii is ART メイキング日記①
あと17日！ 10/13（水）メイキング日記はじめます。
いよいよ大阪入り！
これから約2ヶ月、大阪に住みつつ、地元の人たちとコミュニケーション取りながら作品を制作していきます。
この展覧会は、大阪の工場地帯に点在する廃工場や造船所跡、廃倉庫などを巡りながら作品を鑑賞するスタイルの展覧会です。
「暗闇の中で(自分だけの)色を探す」というのが全体の主題になっています。
ロケーションを含めると、こういう街を使った展示は、東京では中々できないなと思っていて、このスタイルで次やるとしたらベルリンかアムステルダムかな〜？と密かに夢想しています。
会場である大阪・北加賀屋一帯は、まだ駆け出しで、何も出来なかった自分を思い起こさせる風景。
ひたすら鉄を切って単管パイプを運んだ思い出。
またココに戻ってきちゃったと…って感じ。
20歳の頃は、アメリカ西海岸のバッドテイストやインダストリアルのカルチャーに強烈にインパクトを受けて、ひたすら、そんな音楽や雑誌を漁ってた。
と同時に、アーティストの飴屋さんの大崎にあったアトリエに出入りしてたのもあって、この工場地帯はものづくりの原風景として、自分の中でインプットされている。
今日から展覧会オープンまで、雑感を交えながらツラツラと大阪でのメイキング日記を書いていきます(と自分の重い腰に鞭)。
興味ある方は是非チェックを！
あと16日！10/15（金）初の大型トントラックで搬入開始！
初めて11トントラックをチャーターしました。
今まで、イベントなんかで大型トラックの積み込みは散々やったけど、個人的にチャーターするのは初めて。なんだかコンサートツアーみたいね。
そうそう、今回は基本的には自主企画なので、なんでも自分たちでやらなきゃいけないんです。
でも、行き交う北加賀屋の方々が優しく声かけてくれるので心強い！
あと15日！10/16（土） とにかくびっくりさせたい。
レンタルした工事用の足場が到着。これからガシガシ仕込んでいきます。
劇団時代（キャリアのスタート時はアバンギャルド系の劇団に入っていました）は、このイントレ(作業用足場)を延々と運ぶのが仕込みの初日の通過儀礼。
あの時は、搬入条件も悪くて、3階とかを手運びで泣きながら必死に運んだっけ。
まずは会場のベース作り。
ちょいちょい整備してもらってるものの、基本的にはここは廃墟なので、何もない。
仮設の壁をたてて、作品を飾る部屋を作っていく。
通りかかる他のアート関連の方がチラ見する度に「こんな大掛かりと思わなかった！」との声。
せっかく作品を作るのなら、とにかくびっくりさせたいとの思いなので、ニヤリ。
あと14日！10/17（日）キックボードでくるくる！
会場は散在するので、行ったり来たりはキックボード。
工場地帯をクルクル駆け抜けるの楽しい！
第二会場でも基礎作りが始まった。
会場が多いから大変。
今回、京都の学生に加えて、大阪で募集した学生たちが来てくれて、会場の草刈りをすることに。
楽しみながら、ガンガン雑用をこなしてくれる。
舞台系の子はガッツあるね！
こういう現地の人たちに助けられて、作品が出来てゆく。
しかし、自分がやるアートのプロジェクトは、見た目以上に肉体労働が多いのに、女の子が多く参加してくれる。
メンズ！メンズどこ行った！
初めての土地に来たら、まずはホームセンターに行くことにしている。
アムステルダムにいた時も、サンフランシスコにいた時も、初日は、まずはホームセンターで何を売っているかチェック。
（アメリカにはテグスが売ってないことにびっくりしたり、新たな発見もあったり）
そんなこんなで、ホームセンター大好き。
いつも思うんだけど、ホームセンターの商品ってダジャレ多くない？
いいお父さんが集まって、タバコの吸い殻を灰皿にいっぱいにしながらうーんうーん会議して「コレで行こう！」とか言ってるんだろうか？
そんなホムセンのダジャレ商品大好き！
自分も商品のネーミング会議に参加したい。
さすがに、ここんとこ続く、毎日リーズナブルな弁当は疲れました。
チンとかでない暖かいモノ食べたいなー。
だけれども、作品を思いっきり作れる環境に感謝！
これは何ゴトにも変えられない。
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増田セバスチャン展覧会『Yes, Kawaii Is Art』大阪
2021年10月30日（土）開催！詳細は下記↓をご覧ください。
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