人にあげられるものは、自分が欲しかったもの
私は、その自覚はほぼありませんでしたが、英語学校で講師をしていた頃から、よく「癒し系」の先生と言われていました。(かつて、それが嫌だった過去もあります笑)
巷の英語の先生のイメージとして、ありがちなのは、元気な「Hey! Yo!」的な感じですから、まあ、特殊と言えば特殊だったと思います。
生徒さんで私の授業にやってくるのも、だいたい、「英語、全然できないよ〜」「自信ないよ〜」みたいな人たち笑
そういう人を俄然やる気にさせるのが、私は不思議と得意だったのでした。
私が何もしなくても、勝手にするすると勉強して、するするとできるようになっていく。
たぶん、何か基盤みたいなものが整う感じなのでしょうね。
どうして、私がそういうことが得意なのかなあと、ずっと考えてはいたのですが、今年のお正月、私に天変地異が起こった後で、ようやく説明可能になりました。
それは、私の子供時代にさかのぼります。
私が幼かった頃、その周囲にあったのは、恐怖、不安、怒り、支配、イライラ。そういうものばかりでした。
安心や癒やしなどというものとは無縁の生活。
恐怖を感じていること、不安なこと、寂しいこと、があまりにも当たり前であったがゆえに、そのことに気づくことさえできないほど、今思えばですが、常に、怯えて、不安で、寂しい日々でした。
そういう尋常な状態ではない私が「普通」でした。
私は安心や癒やしに飢えすぎて、自分では気づいていなかったけれど、そういうものが欲しくて欲しくてたまらない状態で、ずっと生きてきたのだろうと思います。
そうして求め続けた結果、どうなったかというと…
今となっては、限りなくほぼいつもに近い感じで、如何なる時でも惑わされず、安心を自家発電できるようになってしまいました笑(ごくたまにそうでなくなる時もありますが)。
だから、私の周りにいる人は、私の自家発電から癒やしや安心を感じることが多いんじゃないかなと思います。
私は別に人を癒やしたいと思っているわけではなく、自然とそうなっているだけですから、過剰に癒やしを求めるのは控えていただきたいですが…笑
もし、あなたが私に「癒やし」や「安心感」を感じているのだとしたら、それは私が生まれつきそうだったのでは決してなく、こういう私の背景があって、そういう風に育ってきたからなのだということを、心の片隅にでも留めておいていただければ嬉しいなと思って書きました。
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