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<撮影記>乙女椿の千重と宝珠

今年も開花が早く、
カワヅサクラが各地で徐々に見頃
を迎えてきているようです。
馬見丘陵公園でもぼちぼちと咲いてきていると

河津桜(馬見丘陵公園)

この桜とときを同じくしてきれいな花を
咲かせてくれるのが椿の花です、
品種は色々ありますが
その中でもピンク色の乙女椿です
※)馬見丘陵公園には30本ほどあります。

乙女椿

花びらは、一重咲きの河津桜の
薄い艶やかさではなく、
幾重にも重なる<千重咲き>と言われる
厚みを感じるものです。

千重咲き

ヤブツバキのように樹木が並び立つような場所でも
一輪でもシャキッとした美しさを放つ花とは..

ヤブツバキ、藪椿


..趣が異なりますが、桜色に花びらを重ねる姿は
十二単を纏うとも言えるものでしょうか。

千重咲き

その中である日似たような花を
見つけました、最初に見たときは
てっきり乙女椿とは別品種だと
思ってしまったのですが

宝珠咲き


花びらのつき方がことなるだけの
同一品種の乙女椿とわかりました。
<宝珠咲き>の乙女椿です
※)公園で宝珠咲きの木は、1本だけです
(興味にある方は探してね😂)

宝珠咲き

●椿の咲き方の違い
・一重咲き 花弁が8枚以内、雄しべの形が正常
      ーヤブツバキ(Camellia japonica、花弁が5~6枚の一重咲き)、船津(筒咲き) 
      +猪口咲き、キキョウ咲き、平開咲き、筒咲き
・八重咲き 花弁が9枚以上、雄しべの形が正常な
・牡丹咲き 雄しべの中に花弁が入り込み花形が乱れた咲き方
千重咲き 八重咲きよりさらに花弁の数が多く雄しべが無いか落花まで見えないもの
・列弁咲き 花弁が整然と重なるか、らせん状に整列しているもの
・蓮華咲き 上下の花弁の間が開いており立体感がある
宝珠咲き 花の中心の花弁が開かず卵形に硬くしまった咲き方をするもの
・唐子咲き 雄しべ全体や葯の部分が、小さな花弁となり花の中心にまとまっているもの
・獅子咲き 牡丹咲きがさらに乱れたもので花弁は大小さまざま
・二段咲き 雄しべが一部花弁となり、横から見ると二段に見えるもの

かぎけん花図鑑

それぞれが美しさを競うがごとく
いろんな咲き方、
コーディネイトをする花、
それが椿ですね。


ご視聴ありがとうございます


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