見出し画像

【報告】気軽に話そう図書館夜話 第1回「人間交差点~トサケン・仁上幸治:400回を超える講演をこなす源泉を探る~」(2024/09/02)

図書館夜話とは?

図書館と聞けば、誰もが、本がたくさん並んでいる空間を思い浮かべるかと思います。本を借りたり、勉強をしたり、静かで安心して過ごせる図書館は、そうした読書や自習といった従来の目的だけでなく、まちづくりや交流拠点、地域コミュニティーのハブとして、多くの方に利用されています。
図書館といっても普段多くの皆さんが利用している公共図書館(いわゆる税金で運営されている図書館)や、学校図書館、大学図書館、そして最近、民間の団体や事業者が運営している新しいタイプの図書館も増えています。
こうした図書館について、研修会や講演会という固い内容ではなく、様々な面白い方をゲストに呼んで、図書館という器をベースに、夜な夜な語り合おうというイベントです。
本のことだけでなく、まちづくりやコミュニティーなど、多様なテーマで学び合う場を作り、それを起点に「人と本の緩やかな空間」の可能性を考えていければと思い企画したのが「図書館夜話」です。

チラシデザインは今回も三浦忠士さん。

1.内容

第1部「図書館見学の未来~東北学院大学コラトリエ・ライブラリー~」(14:00-17:00 東北学院大学コラトリエ・ライブラリー)

2023年4月、仙台市中心部に完成都市型キャンパスとして新設された五橋キャンパスの図書館を見学します。でも、仁上さんと一緒ならただの見学にはなりません。「図書館見学チェックシート」と「サイン計画チェックシート」を元に、多様な視点から良い図書館とは?を考えてみましょう。

第2部「人間交差点~トサケン・仁上幸治:400回を超える講演をこなす源を探る~」(18:00-20:00 SABORI-BA GISUKE)

東北学院大学文学部歴史学科の吉植庄栄氏をホストに迎え、「あなたも10分で仁上幸治になれる!?」をテーマに、ニカミエキス(仁上さんを仁上さん足らしめている要素)について、ご本人を交えながら、あーだこーだおしゃべりします。

2.資料

以下のURLよりダウンロードできます。
https://drive.google.com/drive/folders/1X_9zA7yxDjgZ4-M4UqQzBV5gHTfn8vqB?usp=sharing

3.レポート

第1部では、東北学院大学図書館五橋キャンパスのコラトリエ・ライブラリー見学。勉強中の学生さんも多かったので、館内の撮影はしておりません。館内ツアーの後「図書館等見学チェックシート」と「サイン計画チェックシート」を片手に、参加者がそれぞれの視点で見学しました。終了後は、感想や見学で気付いたことなどを発表し、ゲストの仁上さんとのディスカッションも行いました。
第2部では、お酒を飲みながら、人間・仁上幸治について、あーだこーだと語り合いました。ここでの内容はとても濃かったので、別の機会を設けて報告したいと思います。

(おまけ)番外編:御礼参りツアー

イベントの翌日、参加された方へのお礼も兼ねて、その方の職場に押し掛けるというツアーを急遽開催しました。

今回は、せんだいメディアテークの学芸員の方が多く参加してくださりました。有名な建築家による施設ならではのお話しや、「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の展示の解説をして頂きました。
宮城大学の先生にもご参加頂いたので、少し足を伸ばして大和キャンパスの図書館をご案内いただきました。

4.アンケート結果

参加者 16名
 第1部 13名
 第2部 11名
回答9 回答率60%
満足度5点4名、4点4名、3点1名
満足度平均値 4.56

自由回答欄

  • 宮城大学の●●です。またいろいろご一緒させてください!

  • 見学&色々な方のお話を伺うことができ、貴重な機会となりました。あっという間の3時間でした。実際に利用している学生やの声も聞いてみたいなと思いました。また、中央図書館との比較など。またこのような機会があれば是非参加したいと思います。本日はありがとうございました。

  • 大変ありがとうございました。図書館を見学する際の視点や、他の方のおはなしからの気づきもあり、有意義な時間を過ごすことができました。長めの時間設定かなと思っておりましたが、あっという間でした。また時間が合えば参加したいです。

  • 【図書館夜話2024 感想】
    【第2部】仁上さんは、日常のありとあらゆる出来事や経験、風景などから、図書館サービス提供者としての視点(=仁上さん自身の生き方?)を確認、更新している方なのだな、と感じました。お話を伺うのは前回と合わせ2回目ですが、やはり、怒ってる(笑)。
    権威主義的で既得権益にしがみつき自分の立場を守ることに固執し変化を拒む、ひとりよがりな体制・体質に対して。限られた時間内でのお話だったので、続きを伺えてないことを承知の上で欲を言えば、仁上さんが、怒りの先に見ている理想?とする「サービス」「図書館」はどのようなものなのか、を具体的に聞いてみたくなりました。(お話の端々から、よしとするものの断片は感じております)
    【1部】図書館チェックシートを持ちながら(初めて与えられた視点で)、初めての施設をみて歩くことに慣れず、少し緊張しました。故、浮足だってしまい、時間内、ただ空間に身を置くことに終始してしまった感ありです苦笑。今回、サービス提供空間を感知する新たな視点をいただいたので、その視点を持って、身近な図書館(瑞穂町図書館。耐震改修建築賞を受賞してる)に出向いてみたくなりました。大学図書館と公共図書館のサービス提供の違いはあると思いますが。楽しく、実のある時間でした。この企画に参加したからこそ出会えた方々がいる。そのことも嬉しく感じます。ありがとうございました!

  • 貴重な機会を設けて下さりありがとうございました!

  • 写真撮影がダメだった事だけが悔やまれます。ふと思いましたが、今回のような図書館評価項目を自分用にformsで作っておくと、個人で図書館見学した際の記録集計がラクですね。(結果は自分の編集画面から見れるので)

  • 仁上先生、吉植先生、貴重なお話ありがとうございました。東北のみならず全国の図書館で先生方が関わった取り組み(成功も失敗も)を聞いてみたいです。

  • 楽しければよいですよね

  • 集まった方々のお話をきくことができてよかったです。時間があれば、もっと細かく議論したかったです。仁上さんの300枚におよぶパワーポイントもみてみたかったのが残念でした。3時間があっという間でした。機会を設けていただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?