どうでもいいことを死ぬまで話し続けよう。

どうでもいいってほんと嫌い。全然どうでもよくない。わたしのエネルギー、せめて消費してくれよ。どうでもいいならなんで生きてるの。生きる勇気があるのか死ぬ勇気がないのか、わからないから生きてるのわたしは。どうでもよくないことだらけだよ、生きるってきっと。
あの子とよく話すよ、誰かのどうでもいいこと。確かな答えなんて出ないよ絶対。それでも話し続けるよ。だって、どうでもいいことだらけなんだもの、この世界なんて。尽きることがないんだ。どうでもいいことがこの世界に溢れすぎて、一晩中、話し続けられるよ。ううん、たぶん、これが一生続く。わたしが腐らない限りは。どうでもいいことだらけだよ、生きるってきっと。
全部に意味があって、全部に意味がないんだよ、所詮。意味がないことに意味があるのか。そんなの冒涜。もう支離滅裂だよ。表かと思ったら裏なんだもん。なんもわかんないけど、死ぬのは痛いし怖いから、ちょっと嫌かな。生きてるって、0か100だよな。あ、100はないか。100パーセントの力出すと人って死んじゃうらしいから。人間の脳には予め、リミッターが掛けられているんだって。自分で操れない自分。わたしって生き物だったんだね。意識できるわたしなんて多分この体の中のほんの一部だね。安全装置に守られているんだな、死ぬまで。本気なんて嘘。知ることで自分を危険に晒しているよ。考えることで犠牲にしているよ。生まれた瞬間に死ねたら、わたし、痛いの意味もきっと知らなかったよ。極論だよな、生きるって。
でも数字なんていらないよね。数値化したら信じちゃうし、病名つけられたらほんとに罹っちゃうよ。この気持ちに言葉をつけたら、誰かの所為で安っぽいものになっちゃうよ。かわいそうとかつらいとかすきの背比べはもうやめようよ。君のつらさなんて、わたしのこともわからないわたしにはたぶん一生わからないから、期待しないでいてね。
たった一言で自分を繕っているんだね。わたしみたいだね。わかってほしいなら一個一個の言葉の要素全部切り取って並べて貼って、証明したほうが伝わると思う君のエネルギー。わたしも伝えたいから、自分のエネルギー使って証明しようと思うんだ。ずっと遠ざけてきたけれど。このページがこの言葉の証明。どうでもいいことを死ぬまで話し続けよう。わたしの存在証明。
あの子とよく話すよ。それはあの子が自分のエネルギーを消費してわたしの瞳を見透かしてくれるから。強火だよ。このエネルギー、宇宙に消えちゃう前に煮詰めて、焦がして、カタチにしなきゃ。
浅はかな考えで笑わないでね。違う温度で利用しないでね。あの子のことが知りたいなら、直接あの子に触れてみてね。わたしの中のあの子はたぶん違う人だから、わたしに聞かないでね。もしわたしがあの子のこと話すとしても、伝える途中であの子のエネルギーは逃げていってしまって、君に伝わる頃には生温くなってしまうかもしれないから。どうでもいいって言うなら、わたしと同じ強さかそれ以上のエネルギー消費してわたしを見透かしてから言ってね。答えなんてないから、答えは出さなくていいよ。わたしと君はいつでも対等でなきゃいけないんだ。どっちのほうが多く息を吸ってきたかなんて関係ないよ。わたしは見透かしてくれる君のエネルギーに見合うように頑張るよ。
どうでもいいなら全部受け入れてね。
わたしはこの文章だってどうでもいいし、
お前のことなんかどうだっていい。

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