都の監査結果を読んだけど


https://www.kansa.metro.tokyo.lg.jp/PDF/08jumin/4jumin/4jumin5.pdf

ざくっと読んだけど、だいたい以下の解釈かな。

  1. 暇空は、Colaboが自主公開しているAnnual Reportと、情報公開請求で得た都への報告書を突き合わせ、矛盾点を監査請求した。

  2. 「矛盾点は仕訳ルールが違うだけ、公開していなかった受託事業の会計だけを見ればセーフ」というのがColabo側の主張で、監査委員は一応それは受け入れた

  3. しかし受託事業の会計のほうが、領収書であることに疑義がある「領収書」を出す、領収書がないが払ったと強弁、実際とは異なる備品や購入していない備品も買ったことにしている、事業を実施した証跡がない、計画書をそのまま転記しただけで実績があるか疑わしい、など問題が多すぎる。

  4. 暇空が請求に含めた指摘のうち、税理士及び社労士報酬をエフォートによって按分するべきという指摘は、いまさら変えられないため暇空の指摘通りのアウト判定。

  5. 宿泊費や給食費の単価が高すぎる話は、暇空は監査請求の項目に入れずにtwitterでこすってただけだったが、結局監査者も同じことを指摘した

ここから私の邪推含みの感想になるが、

1) 暇空は「Colaboの会計はおかしい(根幹)例えば……(枝葉末節)」と主張した。
2) Colaboは監査が入った「例えば……」という部分の辻褄合わせに全力を注ぎ、ほとんどの「例えば……」を潰した。
3) しかし辻褄を合わせるために出費を盛りまくった結果、領収書がない、備品がおかしい、事業と関係なさそうな宿泊費を計上するなど、「例えば……」潰しのしわ寄せは監査委員の目に明らかなレベルだった
4) 暇空は枝葉末節(例えば……の各論)を潰されたが、根幹(Colaboの会計はおかしいという主張)は通した
5) 4の状況について、Colaboは「暇空の主張は潰した」と勝利宣言

という感じのことが起きたのかなと邪推する。弁護団の皆さん、「暇空一人に一太刀を入れられれば勝ち、全てが許される」とか思ってそう。監査委員がこれだけ厳しい口調であるように、もうとっくにそんなフェーズではないんですけどね。

(このnoteはただの日記なので私のtwitterアカウントでは紹介ツイートしません。引用はご勝手にどうぞ)

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