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限界突破、全知全能?の明晰夢

明晰夢をたくさん見た中で、自分の能力を超えた体験もいくつかありました。

人は普段、脳のほんの数%しか使えていないという説がありますが、明晰夢を見ている時は残りの部分も使えているのかも?!と思えた体験です。

事細かくは覚えていないので、どんな明晰夢でそう実感したのか、を、オムニバスでご紹介します。

一つ目は、夢の中でこれは夢だ!と気づいた時に、曲を作ってみよう!と思いついた時の話。

まずは、主旋律を作って…そうそう、こんな感じ!

頭の中でメロディを作りながら鳴らしてみました。

それに対して、ベースとドラムは、こんな感じ!
いいやん!いいやん!

リズムギターはこんな感じで、ピアノはここでオブリ!そうそう!

自分の欲しいパートを、自分の欲しいリズムとメロディで、作りながら、同時に演奏させている!

即興演奏で、全部のパートが、100点満点の一番欲しい音とリズムを奏でている。自由自在にその全てをあやつりながら、まっさらな曲を紡いでいってる!!

音楽のすべてを理解している天才の実感を味わった、めちゃくちゃ気持ちいい夢でした。

バンドマンなら、ご存知かもしれませんが、バンドスコアという各パートが一目瞭然になる譜面があるのですが、その時の明晰夢は、頭の中で各パートを鳴らしながら、バンドスコアに自動書記しているような感覚でした。

しかし、実際の私は譜面の読み書きはできませんし、絶対音感もありません。

なので、起きてから夢の中で作った曲をどう残していいのかわからず、ちょっと間ボーッとして、曲を作った気持ち良さだけを噛み締めながら、諦めました。

出かかった言葉が、発するタイミングを逃して、忘れてしまって、もう一生思い出せない、あの感覚に似てるかも知れません。

すっごい言いたかったのに!!と、すっごいいい曲やったのに!!の部分は大差ありますが…

音楽理論と絶対音感がある作曲家は、実際に、こんな風に作曲しているのかなぁー


二つ目は、いつも通り、あ、これは俺の夢や!から、始まったのですが、急に、夢を複数個、同時に走らせることはできるのかな?と思い立った時の体験です。
思い立ったらすぐに叶うのが明晰夢の世界。
夢を同時に三つ走らせて、それぞれの夢を僕が行き来し、結末は僕の行動が三つの夢の答えになる夢を作りました。

夢を見終わったあと、これを書き記して発表したい!一大ミステリー小説になるかも!と思いながら起きましたが、起きてみると、三つの夢のそれぞれが、どんな夢だったのか、思い出せそうにないので断念しました…

三つの夢を同時に走らせて、それぞれのストーリーで僕が必要な場面を行き来し、伏線回収して三つの夢を同じ結末で終わらせた快感だけは、いまだに、忘れられません。
 

最後もまた作曲にまつわる明晰夢です。
夢の中で、あ、これは夢の中や!と気づき、その時も曲を作ろうとしました。
大好きなジョン・レノンと一緒に曲を作ろう!と思い立ち、実際にジョン・レノンが現れて、一緒に曲を作りました。
今思えば、ロックンロールサーカスという映画に出ていた、ジージャン・ジーパンに赤いバンダナを首に巻いた姿のジョンでした。

すぐ隣にジョンが居て、僕がギターでコードを弾きながら、ジョンが即興で歌い出しました。

mother〜♪

おぉぉぉぉ!ジョンが歌ってる!

ものすごい感動が押し寄せて来ました。

曲の続きがどう展開していくのか、ジョンの頭の中とシンクロしてるみたいに、何の迷いもなくコードで伴奏し、一緒に歌いながら二人で曲を作って行きました。

すごい!俺はいますごい曲を作ってる!
ジョンと作ったけど俺の曲や!
できあがったら、何としても夢から起きて、曲をメモするぞ!

明晰夢から起きるのは、結構疲れるし、失敗して寝てしまうこともあります。

寝てしまったら絶対に翌朝、今作った曲を思い出せない!何としても起きるぞ!起きろ!起きてメモを取れ!!ンガーーーッ!!!

鉛みたいに重たいまぶたを開けて、鉄の塊みたいになった体を少しずつ動かして、全身がやっと起動していくのを感じながら、いま、ジョンと作った曲を頭の中で再生していました。

mother〜♪

あれ?なんか途中からの展開、B'zの曲にこんなんなかったっけ?

いや、そもそも、歌い出しのマザーという言葉と、そのメロディー、ジョン・レノンがリリースしたmotherと同じやん!

こんなん発表できるか!

いまだに、ジョンと歌って一緒に曲を作った感動だけはいい思い出です。


これらの体験は、頭の蓋が開いて、イマジネーションがスコーン!と抜けて行くような感覚でしたが、起きてみると、どれも何の役にも立たないことばかりでした。笑

皆さんも、明晰夢を見た時は、全知全能気分を味わってみてください。

明晰夢を見る方法も記しているので、参考にしてみてください。

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