【RX】15話~17話(ガロニア姫編2~4)
第15話「ロボライダー誕生」
ガロニア姫編その2。
『RX』の一番と言っても過言でないほど有名な台詞「その時不思議なことが起こった!」が聞けて大変満足。『BLACK』の頃から「いつ言うのだろう」とわくわくしていたのだが、やっと会えたねという気持ちでいっぱいです。
ひとみを喪った(と思い込んだ)悲しみにより、RXはロボライダーへと変化する。悲しみを強さに変えるには、およそ感情からはかけ離れていそうな機械の身体を手に入れるしかないということか。
ライドロンが怪魔界に来られるのならば、なにもデスガロンにしがみついてワープしなくてもよかったのでは……と一瞬思ったが、広い怪魔界をあてどもなく探し回るよりは、敵にくっついて行った方がひとみの手がかりも見つけやすいだろうと自己解決。
第16話「奇跡の谷の姫君」
ガロニア姫編その3。
思えば初めて『ディケイド』のBLACK・RX編を見た時から、霞のジョーなる人物の詳細がちっともわからなくて悶々としていたものである。何年越しかでやっと正体を知ることができたわけだが、とりあえずこれだけは言わせてほしい、霞のジョー、あんなトッシーみたいな恰好してないじゃないか……!!
アニメ公式からいい感じの画像が見つけられなかったので実写でお茶を濁す。もしかして今後この格好になるならすまん。そして改めて見るとそんなに似ていなかった(袖なしGジャンのインパクトが強かった)
閑話休題。RXと同様に太陽の力で動いているアクロバッターちゃんも、当然のようにロボイザーへ姿を変える。すっと伸びた切れ長の吊り目は、目尻から赤い涙を流すロボライダーとの対比のようだ。
ただただクライシス人が長命なのか、皇帝だけが恐るべき寿命を誇っているのか。わざわざクル民族を追い出してまで奇跡の谷を確保するくらいだから、なんらかの利用はしていそうである。
第17話「バイオライダー!」
ガロニア姫編その4、これにて終幕。
チート性能にかけては後世でも名高い、怒りの王子・バイオライダー爆誕の瞬間である。不定形であるがゆえに物理攻撃を一切受け付けず、どんな隙間にも侵入することができる。柔らかい分攻撃能力が低いのかと言えばそんなこともなく、きちんと敵も撃破するので問題なし。
マックジャバーは何となくキュッと詰まった縦型のフォルムで、馬にでも乗っているような印象を受ける。上半分が鞍っぽく見えるのかもしれない。
ライドロンに子どもたちをどんどん乗せるシーン、『紅の豚』冒頭で園児たちが飛行機に鈴なりになっている場面を思い出してしまった。中でわちゃわちゃ楽しそう。
「long long ago 20th century」のインストが流れる中、光太郎はひとみを救い出し、茂にその正体を知られることとなる。
敵の手に落ち、その幹部に仕立て上げられようとするひとみは、信彦の立ち位置と似たようなところにいる。さきには信彦を救えなかった光太郎だが、ひとみのことは救いだせた。一度はガロニア姫へと育ってしまったひとみを、元の6歳の女の子に戻すことができたのだ。ひとみを助けたからと言って信彦が戻ってくるわけではないが、光太郎がシャドームーンにかけられた親友殺しの呪いが重くならずに済んだことをまずは安堵したい。もしひとみの身に何かあれば、光太郎は今まで通り佐原家に居候することなどできず、また天涯孤独の身に戻ってしまっていただろう。その点でも此度の結果は本当にほっとした。
キングストーンは「誰にも正体を知られるな、明かすな」と警告していたが、不可抗力によりバレてしまった場合はノーカウントということでひとつ。茂なら光太郎の正体を知ったところで「頼れるけどちょっと抜けてる光太郎兄ちゃん」扱いを続けてくれそうな予感。
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