手話との出会い

こんにちは。今日は私が手話と出会ったきっかけについてお話します。

え?そもそも先天性難聴なのでは?

そう思った方もいるでしょう。しかし、私は大人になるまで手話を全く知らず、口話(相手の表情や口の動きで会話内容を読み取る方法)と筆談のみで暮らしてきました。

じゃあ大人になったんだし、今さら手話を勉強する必要ないじゃん?

そう思った方、半分正解です。その通り。私は手話がなくても聞こえる人とのコミュニケーションに困る事は少ないです。

しかし、私は手話で会話してる様子を初めて生で目の前で見たときその場で驚きと共に泣きました。

なぜって?そこにはペンも紙もない、声も出してない。それでも通じ合い、笑い合っている姿あったからです。

それまで私は幾度となく聴き返し、「もういい」のひと言で片づけられる事を体験してきました。話したい、分かりたいのに「もういい」と拒絶されるのです。それでも目の前で手話で話し合う姿に「もういい」のひと言は存在しませんでした。
これが私が手話を勉強しようと決めたきっかけです。

手話を学ぶきっかけは様々ある事でしょう。皆さんのきっかけはどの様な事でしたでしょうか?学ぶきっかけがどうであれ、皆さんが手話を好きなままでいてほしいと願います。