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【日本初】重度障がい者も安心して泊まれるバリアフリーリゾートとして改装したい!


山口県周防大島片添ヶ浜にて元々海の家として、夏1か月のみ運営されていた建物を改装。ゼロから1を作るのではなく、今あるものを最大限に活用。
夏だけではなく、オールシーズン島に来てもらえるような島へと進化させるため、海の家だったものを起点に町ごと巻き込んだ町おこしをしたい!

わたし達は2022年の夏にこの場所、山口県周防大島町の片添ヶ浜で海の家として新規オープンしました。
翌年には宿泊施設として多くのお客様を出迎えました。

誰もが安心して泊まれる宿、バリアフリーリゾート事業構想のきっかけは、難病を抱えながら前を向いて生きる”シーガルのおかぁさん”の夢でした。

「重度障がい者でも高齢者でも安心して楽しめる旅がしたい。」

地域の皆さまとの交流し、たくさんの出会いとサポートもありましたが廃墟同然と言われた施設から、多くの弊害もある中、お客様に安心して利用していただけるようにするために努力を重ねてきました。

そして今まで1年半(18ヶ月)、ここまで形を整えてきました。

障がい者(重度障がい者)も高齢者も安心して泊まれる宿泊施設をつくるまで

残りあと、4,500万円で達成できます!!

1月31日までに4,500万円達成することで
日本初となる、ストレッチャーで重度障がい者も行ける宿がオープンできます!!

【シーガルのおかぁさん】
「シーガルのおかぁさん」ことひろみさん。
ひろみさんはご自身も10万人に1人という筋無力症という難病を患いながら、急性脳症の後遺症をもつ娘の生活を支えている。


娘さんが急性脳症を患ったのは、ひろみさんが29歳、娘さんは3歳半の時だ。きっかけは「ただの風邪」だった。風邪の菌が脳に入り、娘さんはいわゆる「植物状態人間」と言われるような状態になった。(ことばが不適切だと感じられる方にはお詫び申し上げます)
急性脳症の中でも、娘さんの症状はそのまま死んでしまうのが通常だが、奇跡的に一命を取り留めることはできた。
ひろみさんの人生はここから一変する。

一命を取り留めた娘は、「例外の症例」ということで、専門家の医師が居なかった。パートナーである今は亡き夫と、娘の為に少しでも症状が改善することを願い、日本全国専門医と最適な環境を求め、引越しを繰り返した。ときには学校から受け入れを拒否され引越しせざるを得ない状況になったり、周囲の理解の無い対応で大怪我をし脊椎損傷になったりもした。当時は都内でも車椅子やバギーで出歩くと奇異の目を向けられ、ホテルでもわざわざ振り返る人は少なくなかった。

「少しでも、人の目を気にせず心から安らげる場所があったらいいのに…」

いつしかひろみさんは22年前に亡くなったパートナー(夫)と「海の近くで、寝たきりの子でも遊びに来られる場所を作ろう」と夢を持つようになった。

ひろみさんが、シーガルで感じたことは「ここなら、寝たきりの人に、この綺麗な星空を見せてあげられる。(思い出の中にいる)あの子たちに見せてあげたい。」ということだ。

始めてシーガルを訪れた時に、素晴らしい景色に感動をした。目の前の砂浜を見ては、車椅子を押して、子どもと一緒に歩きたい。この穏やかな海なら「海に入れてあげたい」そう純粋に思った。

日本にまだ無い、重度障がい者がストレッチャー(ベッド)でも行ける宿。

ストレッチャーで入れる”重度障がい者も行ける宿”の実現は、さまざまな理由でハードルが高く、今まで実現されませんでした。

どうか、ここまで進めてきたこのプロジェクトが、実現しますように、皆様のお力を貸していただきたいです!!

〇なぜ障がい者(重度障害)なのか
・日本の障がい者の人数は1,000 万人以上(うち重度障がい者数2万人)
・社会的に多様化促進の社会背景、共生社会の実現を掲げながらも、重度障がい者が行ける場所は、ほとんどない

〇「本当の意味での町おこし」とは
・地域のひと一人一人が、豊かで生きがいを感じている状態
・自然発生的な形で島全体が活性化されている状態

〇なぜ町おこしをするか
・デジタル化や少子化等により自治体施策の恩恵を受けられず、不便を感じている町民がいる為
・思いと情熱の有る民間の力が必要

【サポートしてくれる方々】

≪一般社団法人山口県宅老所・グループホーム協会代表 山本隆之さん≫
プロフィール
周防大島町にある「グループホームみかん畑」の代表を努めながら、周防大島で長い歴史を持つ宿泊施設「瀬戸内荘やまもと」の運営及び経営を行う。
周防大島町内にある大規模ホテルでの長期の管理運営にも従事し、地元での信頼も厚い。
新型コロナ下でも、地元での盤石な運営を継続しグループホームの利用者さんだけでなく、職員や地域の人に貢献している。これまでも周防大島町での「初めての取り組み」を支援してきた実績と経歴がある。
また、一般社団法人山口県宅老所・グループホーム協会さんは2023 年10 月現在、山口県下103 ヶ所の宅老所及びグループホーム施設様が入会している。

≪一般社団法人くくる代表理事 鈴木恵さん≫
プロフィール
障がい児の息子を持つ、一児の母。看護師として、大学病院・日赤病院・乳児院・重症心身障害児訪問看護事業・訪問看護ステーションにて小児障害児を専門に従事。そのかたわら、ハンディキャップを持つお子さんの家族支援を目的として医療コーディネーター(相談業務)として活動・NPO 法人フローレンスでの非常勤勤務をきっかけに、自分の経験を社会に生かし、自分がやってほしかった事を現実にするため、2009 年に任意団体Kukuru を設立し、2010 年一般社団法人化。現在、「バリアフリー旅行支援事業」と「在宅支援事業」を軸に事業を展開している。

≪周防大島町との連携≫
片添ヶ浜は自治体が管理する海水浴場となっており、本施設の設立に伴い、障がい者向け駐車場の整備、スロープの設置など自治体との協力体制を構築。
自治体としても本事業が地域活性につながると共通認識を得ている状況。

写真は周防大島町HPより

≪協力者≫

寝たきりの人でも、ストレッチャーで、風を感じ、海を眺め、星空を見ることができる。
1 年に一度と言わずとも、「3 年に1 度はシーガルに行こう」と全国の重度障がい者家族が訪れたいと思う場所に。

【施設紹介】
〇障がい者向け客室(1階)
1 部屋70 平米超
・1階に2部屋
・1部屋に3名宿泊可能
シーガルの1階の部屋はストレッチャー(寝たまま移動できる)の移動を可能にし、お風呂も各部屋にあります。シーガルの宿は寝た切り(ストレッチャー)でも行けるし、耳が聞こえない、足が悪い、知的障害など、できる限り人目を気にせずのびのび過ごしたい人は、健康な人も誰でも、障がい者という枠ではなく、みんなに泊まりに来て欲しいと思っています。

<主な設備>
介護用ベッド、一般ベット2 台、簡易ベッド1 台、入浴介助機械、多機能トイレ、移動式ベッド設置可能スペース、専用ラウンジ
※「障害があるくらいなら、お金を出せばどこでも泊まれる」というような感覚の場所だと、他人に迷惑をかけてしまうかもしれないし、自分たちものびのび安心してくつろげないと感じる方もいらっしゃいます。

〇いわゆる健常者向け客室(2階)
2階施設はバリアフリー非対応
・2階に4部屋
・最大4名×3部屋+2名部屋=16名
1部屋約40平米。
シーガルの2 階は特別な部屋づくりではないけれど、2022 年に水回りを全面リニューアル。何よりリゾート地としてリラックスできる十分な広さを備えながら肩ひじ張らないフラットさが魅力です。

<主な設備>
一般ベッド2 台、ユニットバストイレ

【環境】
シーガルは海水浴場が目の前にある周防大島内でも一番のリゾート地にあります。


【シーガル応援申込】
この事業を成功させるために皆さまのご支援をお待ちしております。

目標支援金額6,000万円

※入浴機材購入1,500万円必要
よろしくお願いいたします。
ご支援くださった方には以下のお礼をご用意しております。

上記に加え、2024年1月31日までに100万円以上の支援をしてくださった方には、2階の宿泊をご招待予定です。(5年で10回)
※オフシーズン期間9/15-4/10に限ります。

お申込みフォームは以下URLより

https://jlga.or.jp/message/index.php/seagull_cheering_-group_form/

新年、能登で大きな震災があり、今このタイミングでこういうお知らせを発信することは、本当に良いのだろうかという迷いの気持ちもありました。

しかし、わたしたちに今できることは、ある意味、その地震で傷ついた人が気兼ねなく行ける場所(シーガル)を作ることだろうと思い、このままではどちらにしろ、中途半端で終わってしまう、やりかけたコレ(バリアフリーリゾートプロジェクト)を完成させようと思います。

色々なご意見があると思います。
この地震で人生が変わってしまった人が少なからず居る中で、日常を取り戻し始めたときに行ってみたいと思ってもらえる、励みになる、そんな場所を作ります。

一般社団法人CialFrame 代表理事 中根 元美

【運営者】
一般社団法人CialFrame 代表理事 兼、日本セクシュアルマイノリティ協会理事長
中根元美(吉美)
≪経歴≫
2005年 日本で初めてLGBT の総合団体及び、サポート団体を設立
2017年 日本初となるLGBT/SOGI の資格制度を制定、同じく日本初となる企業認定制度も運用
2019年 国連ユネスコから唯一の日本人としてイベント参加、自治体・企業・学生・個人が参加するAward の開催
≪背景≫
重度障害の妹の為に、全国を移動するマイノリティの中でもさらにマイノリティとして半生を過ごす。「日本全国どこにいても、ひとりじゃない安心な環境を作りたい」と、これをもってLGBT 支援活動及び理解促進へ取り組んだ。人権団体ではあるが、誹謗中傷や訴訟・デモ活動はしない主義。
「安心」「中立」のほか、「支援の枠に収まらない、自立できる仕組みづくり」を大切にしてきた。国に「制度がない」頃からの環境づくりを行ってきている。

Seaside house & Terrace SEAGULL(シーガル)

一般社団法人CialFrame(シャルフレーム)


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