【RESAS】データで見る多摩地域
皆様、RESASという誰でも国のオープンデータを扱うことができるツールがあることはご存じでしょうか?
国全体のデータだったり、行政ごとで個別にデータが公開されていたりはするのですが、「この地域とこの地域のデータを比較するとどうなのだろうか。」といった比較をしたい場合に気軽に試せるツールは見当たらなかったりします。RESASは産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し可視化するシステムで、地方創生のさまざまな取り組みを情報面から支援するために経済産業省と内閣官房が提供しています。
トップ画像はRESASで表示した人口分布図になるのですが、緑色で塗っている部分が東京都の中でも多摩と呼ばれている地域になります。
多摩は都心へのアクセスも良く、西に行くと高尾山があり自然の豊かな地域でありとても住みやすく設計されています。そんな多摩をRESASを使って分析していきましょう!(多摩地域全体でデータを見る機能はRESASにはないので、便宜上データは全て八王子のものに絞って表示しています)
多摩地区でStartupWeekendという企業体験イベントが開催予定です(StartupWeekendは日本全国&世界中で開催されているイベントです)。
もし興味のある方は、本イベントの前にオンラインイベントとミニ体験会が開催されますので是非参加ください。
人口分析
多摩ニュータウンは1966年から2006年にかけて人口の都市部集中を改善すべく開発されました。
高度成長期に、良質な住宅を大量に供給することを目的として多摩ニュータウンの事業は始まりました。2020年10月1日時点の多摩ニュータウンの人口は22万を超え、世帯数は10万超と多くの人が生活を営む拠点となっています。
多摩ニュータウン(たまニュータウン、英: Tama New Town)は、東京都の稲城市・多摩市・八王子市・町田市にまたがる多摩丘陵に計画・開発された日本最大規模のニュータウンである。(Wikiより引用。)
1. 人口増減
以下のグラフは八王子市の人口増減数を著したグラフです。
総人口増減数は0付近で横ばいですが、自然増減数は減り続けています。
対して社会増減数はプラスであるため、住む場所として多摩地域は魅力的な場所であることが分かります。
2. 人口ピラミッド
少子高齢化は国全体としての問題として挙げられていますが、多摩地区では急速に高齢化が進んでいくといわれています。
近距離移動時間分析
以下の画像は八王子駅を中心に見た時の近距離移動時間です。
緑色は1時間で行ける範囲を表しています。メッシュが途切れてしまっていますが、自然豊かな奥多摩から、都心の新宿までが八王子から1時間圏内なことがわかると思います。
産業分析
以下の画像は八王子の産業構造を表しています。
まとめ・所感
上画像のようにタブを選択していくだけで地域の分析データを見ることがができる気軽さはとても便利だと感じました。ただ、全体を俯瞰してみる分析はRESASの画面だけでできるのですが、より具体的な課題を解像度を上げて分析をするにはRESASだけだと難しいのではと感じました。
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