サンゴ礁のサンゴと、宝石のサンゴ
こんにちは、シーフォースのカミカミです!
今回は、宝石としても愛される珊瑚(サンゴ)のお話をします。
最初はサンゴ礁と宝石サンゴの違いについてだけお話しようと思っていたのですが、調べていると色々面白かったので、ちょっとサンゴについて詳しくお話ししますね。
そもそもサンゴって何なんでしょう?岩っぽいけど…
いいえ、鉱物でも植物でもありません。
大きなカテゴリとしては刺胞動物(クラゲなど)で、もっと言うとイソギンチャクの仲間です。
六放サンゴ=サンゴ礁のサンゴ。口の周りの触手が6本もしくは6の倍数本ある。
八放サンゴ=宝石のサンゴ。口の周りの触手が8本ある。
六放サンゴは浅瀬に、八放サンゴは深海に生息します。
六放サンゴの特徴
六放サンゴは、褐虫藻という微生物を体内に住まわせています。
この褐虫藻は光合成をして炭水化物を生成し、サンゴはそれを栄養にします。共生ですね。
夜は触手を開いて海中の動物プランクトンを捕獲します。
たくさん栄養を摂れるため、六放サンゴは成長が早いです。
1年で10センチ前後伸びます。
ただ、骨格(炭酸カルシウム)がスカスカなのでとても脆いです。
宝石サンゴみたいに磨こうとするとボロボロと崩れてしまいます。
↑よく見るサンゴ(の死骸)
すごく石灰感ありますね。
八放サンゴの特徴
八放サンゴは深海の底にいます。
太陽の光が届かないため、光合成をする褐虫藻もいません。
触手で捕獲した動物プランクトンしか栄養が無いので、六放サンゴと違ってゆっくり成長します。
1センチ伸びるのに数十年かかるとか…!
しかしジワジワと骨格が作られるため、とても密度が大きく、硬いです。
人間の歯と同じくらいの硬さを持ちます。
硬いので、切る/削る/磨く等の加工が可能です。
↑サンゴの宝飾品
海の色は、植物プランクトンの量で決まるそうです。
植物プランクトンは光が当たると、青・赤の光を吸収して緑・オレンジの光を反射させます。
植物プランクトンが少ないと海は青く見え、多いとグリーンや茶色に見えます。
国内の植物プランクトン量
●東京湾…平均約5000個/1ミリリットル
●沖縄…平均約10個/1ミリリットル
なので沖縄の海は青く見えるんですね。
宝石の話というより、サンゴの生態のお話になってしまいましたね笑
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