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初めてのフリー雀荘

先日は私が麻雀を始めたきっかけを書きましたが、今回は私が初めてフリー雀荘に行ったときの話と、まだフリー雀荘に行ったことない人のためにハウツーフリー雀荘についてまとめてみたいと思います
先日チラッと近代麻雀の記事にも似たようなのがあったと記憶してますが、紙面には書きづらいより実利に富んだお話ができればと考えています

さて、私がフリー雀荘に行き始めたのは大学3年生の頃でした。当時私は普段の仲間だけでなく、その仲間経由で立教、早稲田、慶応、明治、日大と様々な大学の人たちと週一以上で麻雀を打つような生活をしていましたが、頻度が高すぎて(笑)同世代の人たちとの麻雀に少し物足りなさを感じるようになってました。正直、勝率はかなり良かったほうで、リベンジに燃えてくれる相手を返り討ちにする楽しみはありましたが、未知の相手の攻略法を考えたり強い相手に挑むような戦いをしてみたいと徐々に思うようになりました。それにフリー麻雀を経験したらどこでも麻雀が打てるようになりますし、全国で一般的なルールや打ち方についても麻雀友達に広めることができますからね

さて、いざ行ってみるとなると、東京には山のようなフリー雀荘があります。そこで、高校時代からの愛読書近代麻雀を隅々まで読みこみ(まだネットで調べる時代ではなかったです)、いくつかあった候補のうちのひとつ、当時珍しい本当に強い女性プロ浦田和子さんがやっていた超有名店『ベガ』に狙いを定めました。最終的な理由は萩原聖人さんと野島卓アナが来ていることがあると耳にしたからです。萩原さんとベガで初めて同卓したときのこと、他の渋谷の雀荘で野島さんの声で気付き店長さんに同卓希望を出したこと、今でも鮮明に覚えています!

それはさておき、初めてフリー雀荘に入る緊張感って今思い出してもたまらないものでしたね。駅から雀荘に向かう歩道橋みたいなところで麻雀仲間にPHS!で電話して、手汗ビッチョビチョで「俺はいまベガの前にいる。これからチャレンジしてくる」と実況放送しながらドアを開けました(笑)
ドアを開けて最初に驚いたのは、人の多さとタバコの煙。箱の大きさと人の多さでは圧倒的な高田馬場のセット雀荘から来ているので、本当に驚いたのは実際には多さではなく密集度ですね。渋谷駅前一等地の人気店はこんなに卓同士が近いものかと。あとは現金精算の音がそこら中で聞こえるのに武者震いしました
初めてのフリー雀荘の結果はトップ1回、3着3回のちょいマイナス。かなり緊張していて内容はほとんど覚えていませんが、時間が有り余っている学生と長時間打つより、現金精算の戦いをシビアに短期間やる法が確実に麻雀が吸収できるという実感がありました
ここから私は「ポリエステル100%」、「たぬ」という雀荘を渡り歩き、最終的には学生時代の定宿というか定荘は吉祥寺の「バビィ(現ミスチョイス)」に決定します。学生の身分では点5が精一杯ですし、点5となるとそうそう電車代を使って離れた雀荘まで行ってられません。頑張ればチャリで行ける地域で選んだわけです

その後社会人一年目の中頃まで点5専門プレイヤーとして、セットとフリー両方で経験を積んでいくわけですが、後のピン時代も合わせてけっこうな数のプロの方と同卓する機会を得ることができました。これはもちろんイベントや近代麻雀の広告見たりしながらいるところに足を運んだ結果です
往年のプロの方だけ五十音順でお名前を挙げると、安藤満さん、飯田正人さん、浦田和子さん、金子正輝さん、小島武夫さん、古久根英孝さん、藤原雄大さんなどです

特に印象的だったのは小島武夫プロ。小島プロにはあるゲーム対局で、恐縮極まりないことながら、我々の麻雀を解説していただく機会があったのです。後からコメントを聞くと「この打ち手(私)は下家の親の仕掛けの役や打点を把握できていて、自分の手を犠牲にしても親に高い手をアガられてワンサイドにならないように絞っている。えらいね」と言っていただけていました。小島プロは決してファンやお客さんの麻雀をけなさず誉めてくれるので私もその他大勢の1人ではありますが、ミスター麻雀にコメントをもらえたのはとても嬉しかったですね

そして私の麻雀向上心にさらに火を着けてくれた古久根英孝プロ。私が学生時代に一度池袋のフリー雀荘で同卓してびっくりするくらい強いと感じました。サイレントキラーというかアサシンのような感じで見えない刃で一突きされた印象です。確かぶら下がり2着ばかりだったのですが、手が良くて先行して普段だったらトップ確定みたいなところから力みのない静かな気配から大物手でコロっとこかされたような感じでした。当時の私の理想を体現しているようなプロでした。その後私も経験を積みました。どこかで対戦する機会があれば今の実力で挑戦してみたいです。最近ではわれめでポンの解説でよく目にする方もいるかもしれません。対局映像があればぜひ見てみてください。上に挙げたプロはそれぞれこれが見どころみたいなところを持っていますが、古久根プロはそういうのがなく淡々と強いのがスゴいんです

初めてのフリー雀荘から少し脱線しましたが、後半はフリーで会った麻雀プロの話までさせていただきました。次回はこれからフリー雀荘にチャレンジする方のための指南書のつもりです
よろしくお願いいたします

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