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チップ(祝儀)の扱いについて

こんにちは

だいぶ間隔が空いてしまいました。この間も麻雀はしていたのですが、どちらかと言うと観光がメインで動き回っており、また、ちまちまとつぶやきで書くのは文字数が少なすぎて億劫になっていました

今後はネタになる麻雀であればテキストに、そうでなければ結果だけさらっと呟きたいと思います

また、書きたい記事はいくつもあり、年末年始で3本くらいアップできたらと思っています
今後ともよろしくお願いいたします

先だってのルールB移行の後二週間経過し、一週間ちょいのルールCを経験したあと、昨日からルールAに戻ってきています

特にルールCは鳴き祝儀&一本場1500点&東場アガリ連荘&マルエートップ制の特殊ルールでしたが、滑らかにアジャストできトータル黒字で終えることができました

しかも、ポンコツで名高い弟子も開催機会ほぼオール黒字という滅多ない結果となりました。これはひとえに師匠の教えが良かったからといいたいところですが、弟子は雲のジュウザのような我流。そしてまさに雲のジュウザで攻撃に強く守備に弱い(笑)。3トビラスが3日続くこともある人なので今後も期待せずにゆるゆる見守りたいと思います

ちょっと脱線しましたが、今日のテーマはチップ(祝儀)です
知らない人やチップ麻雀をやったことがない人のために説明すると、「ある牌やあるアガリに付随するスコアに影響しないボーナス(主に現金)」のことです

一番最初にできたのはたぶん役満祝儀
そのあとリーチ麻雀全盛期赤牌普及に伴う一発裏チップ
最後に赤牌普及にともなう赤チップ

役満祝儀は、点5だとロン二千円ツモ千円オール、ピンだとロン五千円ツモ二千円オールが一般的ですかね。この役満祝儀はまさにご祝儀というもので、素晴らしい手に対するご褒美。ただ、個人的には役満祝儀は最近のチップ麻雀からすると安すぎると思っています。麻雀の最高手役役満がルールによっては一発赤裏裏ごときと同じというのはどうにもバランスが悪いですよね

あと逆祝儀と呼ぶべきマイナールールもあります。ご存じですかね、「ヤキトリ」。フリー雀荘ではまずお目にかかれませんが、セットではたまに出てきます。1ゲーム中に一度もアガれないとゲーム終了時にアガった他のプレイヤーにチップを支払うというものです

さて、今日お話するのは通常チップの一発裏赤について。私が普段やっているルールでは以下の通り。1枚が500円です。※点5や点3プレイヤーの方は、このあと出てくる数値、例えば、1枚5000点相当→1枚2000点相当などとご自身のレートに合わせて再計算してください
ルールA→一発、裏、門前限定赤
ルールB→一発、裏のみ
ルールC→一発、裏、赤(2倍の金もある)
当然ですがルールCがチップが動きますし、ルールBはなかなかチップが動きません

では、チップ発生条件が違うから打ち方も大きく変わるのかというとそんなことはありません。もちろん多少差が出ますが、微差の範囲でしかない
例えばこんな手↓

ドラ⑧
金⑤がありますが赤だと思ってください
さて、これが北家の手だとして、出てきた1枚目の北にポンの声をかけるかどうか。仕掛けたら3900の聴牌です
結論から言えば、オーラスでどうしても5200以上必要というような条件がある場合を除き、ルールAからCまで全て鉄ポンです
ルールCは鳴き祝儀のさらに金なら10000点相当ですからノータイムポン
ルールBは逆に赤牌にそもそもチップがつかないからこそノータイムポン
もし迷いが生じるとしたらルールA。しかし、序盤の3900両面聴牌は相当に強いですし、この69ソーも両面聴牌としては最強レベル。これを漫然ともしくは迷いながら見送るのはかなり緩い打ち手だと自覚が必要です。そして、その緩さは「(チップのために)1枚目は様子を見たい」という麻雀のスコア、着順とは関係のないところからきています。百歩譲って2枚目すら鳴かずにリーチする(まあ、一貫はしてますが緩いです)覚悟があるならまだしも、2枚目が出たら渋々みたいな顔芸入れて鳴くくらいなら1枚目から鳴いてきちんとアガリを獲るべきです

麻雀における目標は常にトップ獲得です
誤解している人が多いのではっきり書きますが、チップに着順がついてくるのではなく、着順にチップがついてくるのです
一般的にこれを逆に理解している人が多い気がします。また例で見ましょう↓

オーラス、満貫でトップになれる3着目、しかしラス目が2000点以上アガるとラスに落ちるとしましょう
ドラはないが赤(金)があるこの牌姿から、出された③や⑤をポンしますか? ※ちなみに②は役なしになるのでポンはないですが、条件がもう少し楽なら大明槓から入る手は否定しません
これまた結論から言えば、ルールAからC全て絶対に鳴きはないです。①から埋まればトップ確定の手、④ツモでも一発裏もしくはよもやの赤でもトップ、萬子埋まりでも出やすい①のほうが高めという超チャンス手。そもそも鳴くことを考慮に入れなくてもいいレベル
しかし、ルールCの店で、ラス目が2つ鳴いたくらいで(それも晒しているのは安そうな牌)、このような牌姿から③を鳴き、2000点をそれもロンでアガ3(オーラスでアガったのに3着確定の意味)で終わる人をけっこう見かけます。そういう人に限って、リーチもかけてないくせに裏ドラを見て『門前でリーチなら捲れてたな』とか、『2つ鳴かれちゃしょうがない』などと聞いているこっちが恥ずかしくなるようなコメントぶちかまして、結局トータルで負けていきます(笑)。そりゃそうですよ。こんなぶつけられる手をもらったのに、ラスになるかも知れない恐怖に負けて2000点でアガるような人がトータルでプラスになれるわけがないです。だいたい、3着も4着も払うんだから味噌糞一緒でしょ! まあ、もっと難しい手で、2着のとき下位に捲られるのを回避するために鳴くことまでは否定しませんが、それでもちょっと覚悟が足りない気がします

そもそもチップは偶然の要素が強いものです。そうそう誰かにずっと偏り続けることはないので、ある程度長い目で見たらいってこいです。あとはそれにどう差をつけるか。この差をつけるイメージって何かに似てませんか? そう着順、着差のイメージです
そして、トータルで見ると着順すなわちスコアがいい人がチップも稼ぎます。セット麻雀で帳面記録で最後に精算している人はわかると思いますが、トータルスコアが大マイナスでチップが大プラスでトントン以上の結果になることはほぼないですよね? 勝ち組はスコアもプラスでチップもプラスなんです
ヨーイドンでチップを取られると、むきになって愚形でもチップ狙いでリーチかけたり、チャンス手を安くしてでもチップを獲りにいく人がいますが、間違いです。これこそがチップという現金に目が眩み自分のするべき麻雀を見失い、負けていく人の典型です
常にトップを目指すにはどうするか、一つでも上の着順を目指すにはどうするかを意識して打っていけば自然と偶然であるチップも味方をしてくれるようになります

以上を踏まえて、私は自分の麻雀の結果を以下のように捉えています
①スコアとチップもプラス→勝ち
②スコアでプラスでチップがマイナスでトータル収支マイナス→トントン
③スコアがマイナスでチップがプラスでトータル収支プラス→負け
④スコアもチップもマイナス→負け
なぜこのように考えているかというとこれまで書いてきた通り、②の延長線上に①があるからで、③はなかなか一足飛びには①になれないからです
しかし、②も③も自慢するような話ではありません。『麻雀の内容は良かったのにチップで負けたわ~』、『着順悪かったけどチップでプラスだったから良かった』、これらはどちらも負け犬の遠吠えの類いです。思うのはいいですが、対局者の前で口に出すのは止めましょう

ではおまけに昨日ルールAであった鬼手を見てもらいます↓

ドラ發
南1
前の局に2着浮上した後の配牌
形的には門前では仕上がりにくい手もちろん發は鉄ポンのつもりでした
しかし、ツモ(偶然)が味方し、發、7と引き入れ、さらにちょうド高目引きの7でこの形に↓
五(赤) ④⑤⑥ 55(赤)6678 發發發
ツモ7
私はここから五単騎の聴牌を取ります。これは赤に引きずられたわけではなく、場に58が1枚ずつ切られていて形はだいぶ違うが枚数的には同じであったこと、三、四、六が場にかなり安くて五が山にいる可能性が高いことから、五分以上に五待ちのほうがよいと判断したからです。条件が五分以上で打点と現金ボーナスがあるならこちらを選ぶでしょう?
その後二軒リーチが入りますが、そのタイミングで五ツモで4000-8000の2枚オール
五(赤) ④⑤⑥ 55(赤)6677 發發發
ツモ五
自慢話のように聞こえるかもしれませんが、鳴くべき手でもこのようにツモが味方して、そして最後の選択も冷静にできると単騎でもチップをツモで稼げることがあるということ。つまり、チップがツモれるときはツモれるように牌が来るということ(いささか極端すぎる手でしたが…)を伝えたかったのです
無理な門前狙い、無茶なチップ仕掛けを控え淡々とやるべきことをやってるとこういうご褒美があるんですね

最後はいささか流れ論者的な終わり方で恐縮ですが、皆さんもぜひチップに引きずられない土台の強い麻雀を目指して欲しいと思います!

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