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この先必ず価格競争の終わりが来ます


 
 
 
 
 
 
コロナ禍の混乱も
来年なのか再来年なのか
わかりませんが
必ず収束を迎えます。

それが共存なのかどうかは
わかりませんね。


私は気になる本を
Kindle含めて月に
10冊前後読んでます。

その中で
とある方が私と全く
同じ考え方を
持っておられました。

デービッド・アトキンソン氏
伝説のアナリストとして
有名な方です。

内容は
日本に関して
この騒動が収束して
落ち着きを取り戻した時

「低価格で良いものを
販売するのが
社会的に正しい」

と言う概念が
全く変わるという事です。

これまで日本では
多くの企業が
コスト削減を
経営戦略の中核に据えて

1円でも安く
1人でも多くの人に
商品やサービスを
提供することを
目指してきました。

その代表例が
「ワンコインランチ」
です。

確か吉野家と
すき家の競争とか
ありましたよね。

ギリギリまで下げて
生活できる最低限の
利益で経営する

これが、経済大国
日本が誇る
「高品質・低価格」
商法でした。

でも
今回のコロナ危機で
この考え方が危ないと
露呈しています。

 
企業の生産性は
「付加価値総額÷従業員数」
になります。
 
 
付加価値総額は
大雑把に言うと
売上から外部に払う
コストを差し引いた
金額なので

売上と言う数字
つまり『単価』が
影響します。


 
ところで
日本の世界の競争力は
何位かご存知ですか?

世界第5位です。

しかしこの安売りの
常習化で
『生産性』に関しては
 
世界で25位。
25位ですよ。

なぜなんでしょう。
 
他の業界も同じなんですが

私のいる
釣り具業界において
置き換えてみると

安売りは「薄利多売」で
利益をキープします。
 
しかし日本の人口と
釣り人口は
急激に減少してます。

つまりこの「多売」が
出来なくなって来てます。


次に『低価格高品質』は
社会的なインフラを無視した
逆を行く戦略であると言う
点です。

生産的な年齢層は減っても
高齢者は減りませんので
一人当たりの背負う
インフラコストは
年々増加してます。


いやいや
国がなんとかするから
大丈夫でしょ。

と思う方。

全く
大丈夫ではないですよ。

人日本は海外に
流失する富裕層や
納税の機会を
食い止めるのに
コッソリとしれっと
法律を変えてます。

かなり必死です。

あなたはご存知ですか?

そんな事をしないと
いけないと言う事は
日本と言う国が
どんどん力がなくなって
自信がなくなっている
裏返しです。


話を戻します。

薄利多売を目指す経営者は
この
社会的インフラが
頭から抜け落ちています。

今はトントンでも
この分を計算に入れると
赤字なんです。

 
例えばA社
売り上げ1000万の企業の
純利益が600万。

そしてB社
5000万の売り上げで
600万の純利益。

これ
実際の同じ業界の
とある数字です。

5000万の売り上げを
支えるだけの
人口(需要)があれば
良いですが

無ければ大変ですよね。


これが「無くなる」方向に
どんどん向かっているのに

まだ
薄利多売を目指すのは
経営者として
どうかと言う
お話しでした。


 
 
 
長くなるので
続きはまた。

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