シェア
此れ迄の御噺 https://note.com/sea_thousandleaf/m/m5e404cb188a6 ぼっぱら堂禍異談【惨夜】 〜風来坊・軛駝梅苑の語り〜 一 「或る日の夕間暮れのこと」——とは限らねェのが、言ってみれば昨今の風潮とでも申しやしょうか。 ぬらり翁のお言葉に当てつける気はねェのでごぜェやすが、とかく今時代の怪異、妖怪変化、幽霊なんてェのは「時も場所も選ばない」なんてな傾向が多いようにあっしなんかには思えるんでやす。 ともあれ時
此れ迄の御噺 https://note.com/sea_thousandleaf/m/m5e404cb188a6 前回の御噺 https://note.com/sea_thousandleaf/n/n0e88f491f6d5 四 電話した時点で何となしに厭な予感はしたんでやすがね。そういうのは当たるもんで哲先輩が紹介してくれた『高橋君』てのは女性でありやした。 いや、何もあっしはキャメラマンが女性であることへの不満とか、実は女性恐怖症だったなんてウブなこと言い