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look back on "after blue"(その3)

3  haze on the lake
これはクリック的なガイドなしで、たゆたうように(半分寝ながら)アコギのコードを延々と弾き(念のため録音している)、なにか思いついたら上に重ねる、という僕がよくやるパターンで作られた曲です。

これも2011年の9月までは相当あっさりした感じの、よく分からない雰囲気全開のインストだったのだけど、その後、11月~12月くらいに珍しくワウを使った(わざわざこの曲に使うためだけにワウペダルを買いました。その後まったく使ってない。)エレクトリックギターや歌を重ねて完成させました。

大元のギターが適当なので、歌を乗せた後の繰り返しも変な回数だったりするところが、個人的には良いかなあ、とか思っています。

繰り返すうちに、大きめの塊のフレーズがずれていって、また帰ってくる、みたいな曲を作るのが好きで、最初はそんな風になるといいなあと思っていたのですけど、後半重ねて行くうちにそういうことは忘れていました。
なにごとも、曲の赴くまま、自動的に進む方向をいつも目指して行きたいです。オートマティック。

それから、after blueの世界にはきっと大きな湖があるな、深い青緑色で、しかも霧がモワーとかかったやつ。
という先入観がものすごくあったので、こんなタイトルの曲は絶対に必要で、そういう風景から自動的に導かれた感もある、アルバム全体で見るとわりと不思議な曲。が、このhaze on the lake。

「haze」という曲を僕は以前、marconi時代に作ったことがあって(3rdEP「iii」収録)、この曲とは似ても似つかないような、でもその曲もかなり変な曲でした。

結論としては、hazeという言葉が入ると自然と変な方向に行く、ということみたいです。
次は、霧が晴れた後に、見えてくる風景。


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