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look back on "after blue"(その2)

2 drifting
この曲は当初インストゥルメンタルとして制作され、ずいぶん長い間「すごくあっさり終わるインスト小品」として2曲目に位置していました。

その後、2011年9月のsea song meeting vol.1が終わった頃にまたこの曲と向き合い、歌メロやCメロ的展開、最後のパートなどを付け足し、11月の甲府の富雪ギャラリーさんでのライブでこの曲を初披露した際には、現在の形まで変貌を遂げていました。
という、個人的には出来上がった変遷が印象的な曲です。

一番最後のパートでちょっとだけ出てくるフルートは、たまにライブにも参加してくれている有泉新治さん(aka.basket moon)によるものです。
11月のある日、甲府のお宅へ機材一式を持ってお邪魔し、その場でポッペッペッペーって吹いてください、とお願いし、わかりました、と吹いてくれたものが、これです。
部屋の窓を全開にして録音したのが、とても気持ちよかった。

バスドラとスネアだけのシンプルきわまりないドラムパターンは、その後手を加えようと思いつつ、繰り返し聴いているうちにその機械的な感じがいいかもしれない、と思い、そのままにしたものです。
が、ライブの際はパーカッションや生ドラムが入って、リズムに広がりが出てくる感じも面白く、一方で、少人数編成でもやってみたりしている曲。
一言で言うと、今後もたくさん演奏すると思います。

同タイトルの曲はこれもたくさんあると思いますが、僕はdan hicksの"beatin the heat"という凄いジャケのアルバムに入っている"driftin'"という曲がとても好きです。
大学生の時に出会って(というかリリースされたのが2000年ですね…)長く聴いています。
名曲。

それはともかく、Wool Stringsのdriftingはこちら。


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