look back on "after blue"(その1)
このnoteをもう少し本気で書き続けていきたい、と思う今日この頃。
Wool Stringsとしての活動を開始した2008年当時はmixiやmyspaceが全盛期?でした。そういう場所や色々なブログに書き散らした散文をまとめておきたいな、という気持ちもあって、手当たり次第やってみたいと思います。
まずは2012年リリースの"after blue"というアルバムについて、過去に僕が書いた文章を少しまとめてみます。若気の至り的な恥ずかしい表現も盛り沢山ですが、まあそれはそれってことで…以下、jugemというブログに2012年に綴った文章です。
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(略)2月にリリースしたWool Stringsの2ndアルバム「after blue」の各曲について、主に自分のための備忘録として、制作の経緯や、制作している間なにを考えていたのか、などについて記しておきたいと思います。
とは言え、このアルバムの曲で一番古いものは2010年の始め頃に制作したものもあったりして、ほとんど忘れかけていることばかりですが…。
1 from the morning
after blueの元になった曲というのが3曲あって、2010年の11月に甲府のDOuX cafeさんで催されたイシハラマユミさんの写真展のために、「screens above the park」「sundown」「pocketful of birthdays」の3曲を書き下ろして、その3曲の世界観をぐいっと拡大する形で、after blueの原型をイメージしました。
当初から、このアルバムのテーマである「一日の流れをアルバムにする」というコンセプトは漠然とあった気がしていて、変に時間軸を入れ替えず、始まりは朝にしよう、と思っていました。
「from the morning」というのは言わずと知れた?nick drakeの「pink moon」というアルバムの最後に入っている美しい曲と同じタイトルですが、このシンプルであり、かつ広がりのあるタイトルが(もちろん曲も)僕は好きで、まず2009年の夏の終わりに制作した期間限定フリーダウンロードEP「from the morning」のタイトルに引用しました(これらの半未発表音源の行く末についてはまた後日…)。
それと「アルバム・EPのタイトル曲が、その後リリースされる音源に収録される」というパターンがなんとなく生理的に僕は好きで、from the morningというタイトルの曲をきちんと作りたいな、とその後も漠然と思っていました。
以上のような流れがあって、わりと自然に今回のアルバムにはこういう曲が入るんだ、というのが自分では分かっていて、パズルのピースを埋めるように制作できた曲です。
元のアイデアは多分2010年の始め頃からあったもので、僕の中では定番の制作方法である、基本となるギターのフレーズを繰り返して、その都度重なっていく上モノをその場で考えながら多重録音していくスタイルで、自然とできあがっていった曲です。
冒頭に入っている雨音は自宅の窓をあけて、近づいてくる猫を追い払いながら録音した記憶があります。たぶん、本当に朝の雨の音です、笑。
2011年の11月・2012年の2月のライブではバンド編成で演奏をしましたが、この原曲とはまた違った、より動的なアレンジをしてみました。
どちらも、とても楽しかった。のです。
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