初期研修を始めて感じたこと

明けまして、おめでとうございます。
大変ご無沙汰しております。

今回は上のテーマについて書こうと思います。
まず簡単に略歴。
令和5年3月 都内私立医卒業
令和5年4月~都内市中病院で初期研修
僕の初期研修先は、所謂ハイポ寄り(ハイポではないが)ではあるが指導体制も確立されており、都内の割には高給取りの適度な病院という所です。

初期研修をしてみて、仕事面でも生活面でもいろいろと考えが変わり、参考になるかと思い記事にしてみます。

<生活に関すること>
・土曜勤務がないことは大切。確かに医師としての土日回診は尊敬すべきであり、必要なことも多いです。しかし我々は医師である前に、社会人なりたてであり、休みを意識的に取ることは大変重要だと思います。もしメンタルを病んでドロップアウトしてしまったら・・・、恐ろしいです。
・当直を交換できるのは神。自分だけでなく、同期のみんなも各々予定があるのは当然であり、冷静に考えて当直は研修医同士で調整できるのがベター。今どきはそういう病院が多いと思います。
・若いうちは金より仕事というけれど、やっぱりお金が大事だよ。多少辛い時でも「まあお金発生してるし、がんばろ!」と思えるので、前向きになれます。
・同期仲は大切。忙しかろうが暇だろうが、話せる人がいないと多分辛いと思います。

簡単に述べてみましたが、次に肝心なのは仕事、というより医療についてです。医学と医療は別物。実際には患者本人の希望、精神状態、また家族構成や住宅環境などの社会要素の掛け算であって、決して教科書に書いてある内容が全てではないのです。むしろ内科学の根幹的部分は昔から大きな変化はなく、それ以上は専門的である一方、実際には医学的側面以外の要素から実施されるとは限らないと知りました。

極論ですが、学生時代に、例えばハリソンや朝倉なんかの内容を知っていれば、それこそめちゃくちゃ優秀な学生でしょうが、おそらくそういう人間ほど実際の医療に失望してしまうのが初期研修なのかもしれません。だとすれば、今の研修医が一般的な進路を取らずに、美容や起業を取る選択も寧ろ賢いのではないかと思っています。勿論、医学の基本的な知識はマストですが。

後半の内容は、少し研修のダークサイドとなってしまいました。もし、何かご意見などあればコメント下さい

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