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重く 冷たく 心の奥深く 何も見えない 誰も気づかない 光の届かぬ 暗黒の世界 無数に咲き誇る ウミユリの花 ゆるり ゆらりと 餌を求めて 闇底を這い歩く 花びらと思っていたそれは あなたを陥れるための 触手 好きでいてくれないのなら そんな腕 切り落として差し上げるわ あなたに傷つけられた心なんて いとも簡単に再生するの あなたが何を言おうとも あなたがどんな顔をしようとも あなたが離れ去っていこうとも 枯れ切った岩肌に 必死にしがみつきながら 幾度とな
真っ青な空に浮かぶ 真っ白い雲 美しいコントラストを 覆い隠すように そびえたつ都会のビルディング ”約束は破られた” カタカタと揺れる窓ガラス 風がわたしを呼んでいる ラベンダー色の小さな花が咲きほこる 薄地のワンピースを纏う 少し動くだけで ふわりと裾が大きく揺れる こんな日はきっと歩きづらい けど、いいの お気に入りのハートのピアスを両耳へ 「泣かないで。いつものように明るくいて」 そう励まされる 一度は手元から離れていったはずなのに また戻ってきてくれたの
私は男が、嫌いだ なぜなら自分が男じゃないから なぜ男じゃなかったのか 二分の一の確率で どうして男になれなかったのか もし男であったらの人生を たびたび考える 生まれ変わったら 男になりたいって言うのは そういう理由 ねぇ なんで そんなダサいことすんの? なんで そんな考え無しに言うの? なんで そんなカッコ悪いの? やる気がないなら 男やめればいいのに ねぇ 誰があなたに 責任とって欲しいって言った? 誰があなたに 期待してるって言った? 誰