◆愛しい人の生死に直面したときの負エネルギーを涙以外に変えた方法① 〜心と肉体の果てに残るもの〜
「わたし、あと十年で命を限ろうと思っているの」
大事な人に不意に伝えてみる
そんなこと言わないでと泣きそうになる人
ただ、うつむき黙ってしまう人
自分もそうしたいと賛同するふりする人
またかと呆れて話題を逸らす人
大きな腕で抱きしめてくれる人
みんなわたしを理解しようと接してくれる大切な人
でもどの言葉もわたしの思考を止める力にはなり得ない
わたしの真意を理解してくれる人はいないのだと
笑顔で「ありがとう」と返す
生きるために死が必要なのに
どうして死=最期である