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*クロユリ*の花言葉【リアル恋愛&女生エッセイ】9月終了

2023年1月よりスタートの定期マガジンです(月4回)詳細はマガジン内の紹介記事▶︎▶︎https://note.com/sea_lily/n/nae6087c4d073(無料)をご…
今まで小説を読んでくださった方、女性の生き方として興味を持ってくださっている方、作品を通してnot…
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2023年1月の記事一覧

◆幼少期の性被害と恋愛への繋がり 〜モノクローム・サイレンより〜

▼「初めての男性が痴漢だった」 衝撃的なタイトルですよね。 真実を思い出したことに、 正直なところわたし自身が非常に驚いています。 これは完全に記憶の深層部へと 封印されていたエピソードでした。 noteで「青髪と厚底ブーツ」という恋愛小説を描くうちに、電車の中で出会ったサイレン音を思い出すことになったのです。(▼無料記事です) これをきっかけに芋づる式に記憶が掘り起こされていき、一番初めて出会った「男性」への記憶がよみがえりました。 noteを通じて心の奥へ入り込

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◆モノクローム・サイレン 〈続〉 〜初めての男性が痴漢だった話〜

真っ赤に色づいた回転灯は あぁ、煩くてしかたない あのギラめきは 救いではなく警告 寝静まらない街に 唐突に鳴り響くサイレン音 どうして 過去のわたしに鳴り届かなかったのでしょう どうして 現在のわたしを捕まえてくれないのでしょう *** ▼一話はこちら♪ *** あの日クレヨンで塗りつぶされた記憶は 母に抱きしめられたところで 終わっている

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◆モノクローム・サイレン 〜初めての男性が痴漢だった話〜

突然けたたましく鳴り響くのは 未明のサイレン音 ひどい時は夜一夜、闇に轟く これが日常なのかと 厚く重いカーテンの隙間から闇空を覗き見た 宝石のように煌めくタワーマンションと首都高が交差し 暗い水面に煌びやかに揺らめいている これが望んだ世界だから いまさら ぼやきも怨み言もないけれど ときおり 明るい青空に心が揺らめいてしまう *** モノクロームな記憶の世界

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