独言葉

高校に入学して、早くも2週間以上が経過しているらしい。ガラリと変わったはずの生活にも、少しずつ順応してきた。慣れというのはやはり恐怖だ。女子高生になって分かったことを幾つか羅列してみる。

・女子高生という肩書きにはなんの価値もなかったし、あっても無くなる。・若さという強さに驕りを見出すことは極めて時間の無駄。・美しいより可愛いが正義らしい。ちっともそう思わない。・自分の恋人のことを永遠とSNSに投稿する女が増える(投稿の頻度が余りにも高い奴に関しては本当にいけ好かない。他人に見せてなきゃ2人で居られないのかよと思う。)・もしかしたらもう少女ではなくなってしまうのかもしれない。・学校の自販機のフルーツ・オレが死にたくなるほど美味しい。・愛については、尚分からない。
総括すると、女子高生ブランドなんて裏切ってもいい。ぶっ壊してもいい。そんなもん元から無かったんだ。好きなように生きるのが一番気持ちがいい。
とても美人で、聡明で、もうどうしようもない母親がいる。母親に、貴方が死ねばわたしも死ぬからね、とわたしはよく言われる。だから生きている。それだけだ。父親には心がないと思っていた。慈愛や優しさなどひとつもない男だったから。笑った顔など殆ど見たことがなかった。きっとわたしと同じ様に、ひとりで寂しかっただけなのに。わたしは今、色々な事情があって、父親に会えない。元気にしているだろうか。
もう敵も味方も居なくなった。悲しいこともひとりで飲み込むようになった。だから、あるのは自分ひとりだけで。でも孤独を愛せない。当たり前だ。ひとりは寂しい。子供でも大人でも同じ。

しょうもないものや愛おしいものを沢山捨てて、今日まで生き延びてきた。こんなに何もないわたしから、わたしを奪っていってよ。暇だな。眠れないよ。酔っちゃった。なんでもよかった。息を吐くように我儘を溢す。
存在、生きてきたこと、全部無かったことにしたいとずっと思っていた。そうすればすぐに死ねた。そうすれば誰にも嫌われなかった。迷惑をかけなくてよかった。そんな素敵なことが絶対に出来ないのはもう分かりきっていて、だから美しくなろうともがく。情けなく生きていく。
わたしは死にたい死にたいと喚きながら、結局女子高生として3年過ごすことだろう。そして働いて、良いお相手がしかるべき時にいらっしゃったのなら結婚をして、お婆さんになるまで生きてしまうだろう。生きるは絶望だ。丸ごとひとりで楽しめるようになりたい。ずっとわたしはわたしのことを待ってる。今日のわたしを殺して明日のわたしを生きていく。心底つまらない。寂しい。最高。
全くと言って良い程文章が纏まってないけれど、此処で終わりにします。良い一日を。

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