拝啓 十五の君へ
随分と更新が空いてしまった。実は前回投稿した頃から状況がガラッと変り、現在私は日本にいない。8月頭くらいまで留学予定である。そのうち留学中のことも少し書きたいとは思っているが、今日は全く関係ないことを書こうと思う。
今日、YouTubeを開いたらTHE FIRST TAKEのアンジェラ・アキさんの手紙~拝啓 十五の君へ~ の動画が1番上に来ていた。ふと、懐かしくなり久しぶりに聞いてみた。
この曲がリリースされたのは2008年、私は7歳の頃だった。NHKの合唱コンクールの課題曲でもあったこの曲は、卒業ソングとして有名な曲の1つになった。15歳の僕が未来の自分へ、そして未来の自分が15歳の自分に答えるという割と珍しい構成だと思う。
当時7歳だった私には「15の僕」の気持ちは分からなかったし、もちろん「未来の自分」の気持ちも分からなかった。
ちょうど15の時にふと思い出して聞き、「15の僕」の気持ちが分かるような気がしたのを曲を聴き、ふと思い出した。
ちょうど辛いことが重なって、でも誰かに聞いてもらうことも出来なくてこの曲に影響されて手紙も書いた。まだ私の部屋のどこかにあると思う。
いつかこの手紙を読む未来の自分はきっとこの状況を打破した後だろうから。この苦しみがいつか報われると、未来の自分にとって必要なものだと、そう思いたかったのだと思う。
そして今日、22の私は久しぶりにこの曲を聞いた。15の時には分からなかった「未来の自分」の気持ちもわかるようになった気がする。
もちろん、楽しい人生がいい。当たり前だ。辛いことなんてないに越したことはない、自分から辛い方へ向かう人なんて余程ハングリー精神のある人でなければ無理だろう。ただ、今思えばあの時の辛かった経験がきっと自分を成長させてくれていた。結果論ではあるが、あれで良かったと思う。だからこの一文が好きだ。自分の人生や考えを豊かにするためにあの辛さは必要だったと私は思う。
十五の自分へ、今なら何を伝えるだろうか。
正直なところ、15歳までも辛いことはあったし挫折体験もあった。でもこの先更に辛い思いも何度かするし、人生で1番辛かった1年はその後にやってくる。だからやっぱり私も同じことを伝えるかもしれない。
そしてそこに少しだけ加えよう。
ありがとう。あなたの思うように過去の自分のお陰で今があって、辛い思いをした自分のおかげで今は豊かで楽しく輝いている。
これからも未来の自分がより良い人生を歩めるように、これからも前へ進んでいくよ。
拝啓 十五の君へ
少し大人になった自分より
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