黄金バットのストーリー
黄金バットのストーリー
兄が2020年、コロナ禍で迎えた高校野球最後の年に使っていたバット。手術明けの身体でリハビリもままならないままに迎えた夏の代替大会。甲子園はない、その中で仲間と1日でも長く野球をしたいという一念で過ごした夏。
初戦、強豪との試合で放った左中間最深部への同点ホームラン、大逆転のその試合を最後はリリーフでその試合を締めて勝利を手にした。
そしてベスト8で敗れ、彼の高校野球は甲子園を目指せずに終わった。誰もこんな終わりを想像しなかった。
翌々年、入れ替わる