リンクルキャル型秘術ウィッチの勝ち筋について
(有料記事にしましたが本文は全て無料で読めます。ただの支援用です)
最初にリンクルキャル型秘術ウィッチを触ったとき、このデッキは昔の自傷蝙蝠ヴァンプ(闇喰らいの蝙蝠で大ダメージを与えるデッキ)みたいな感じで勝つデッキなのかな? と思っていたのですが、実際にはかなり違っていました。基本的にはリンクルとキャルで相手の体力最大値を削っていくことが主な勝ち筋となります。以下、このデッキの主な勝ちパターンについて自分なりに整理してみようと思います。
確かに一見すると禁約の黒魔術師で一撃必殺を狙うようなデッキに見えてしまい、リンクルとキャルはその補助的な役割なのだと誤解しがちです。しかし実際には真逆です。
このデッキの勝ち筋はむしろリンクルとキャルがメインであり、禁約の方が補助的な役割と理解するべきです。
では、具体的にどんな勝ち筋があるのかという話なんですが、これはリンクルとキャルの枚数によって変わってくるので、以下枚数別に場合分けしてみます。ただその前に一番覚えておきたい勝ち筋があって、それは
相手の体力最大値が13以下の場合に、「UBキャル+真理の術式」で削りきる
という勝ち方です。これは上手くいけば8ターン目に勝つことができ、なおかつ頻出するパターンなので、リンクルキャル型秘術ウィッチを扱う場合はぜひ覚えておいてください。
(1)リンクル1枚+キャル1枚で勝つ場合
ここで想定している状況は「リンクルとキャルは1枚ずつ引けたが他が続かなかった」という、このデッキにしてはそこそこ下振れている状況です。
どのパターンでも共通ですが、リンクルを2ターン目に出して3ターン目に剥落の暴圧を打つのが一番理想的です。剥落の暴圧を3ターン目に打つと、相手の体力最大値は8ターン目に15、10ターン目に13になっています。なので、上記に書いたようにUBキャル+真理の術式で勝つためには10ターン目まで待たないといけないということになります。しかし、環境的に10ターン目まで試合を引き延ばしてしまうと(特に後攻側は)勝ちづらいのが現状だと思います。
これは3ターン目に暴圧を打てたと仮定した場合なので、リンクルとキャル1枚ずつで勝つのは結構ハードルが高いということが分かるかと思います。
(2)リンクル2枚+キャル1枚で勝つ場合
では、リンクルを2枚引けた場合はどうでしょうか? ここでもひとまず一番良いパターンを想定しましょう。つまり、「2Tリンクル→3T暴圧→4Tリンクル暴圧」という流れです。この場合、相手の体力最大値は7ターン目には既に13になっています。しかし、実際には8ターン目に13まで削れていればいいので、もう少し緩くても大丈夫ということになります。例えば「2Tリンクル→3T暴圧」と動けた場合は、4Tと5Tに無理にリンクルを出す必要はなく、6Tに暴圧を打てれば十分です。他にも、「3Tリンクル→4T暴圧+α→5Tリンクル暴圧」とか、「4Tリンクル暴圧→5Tリンクル暴圧」というような動きでも間に合います。
このように、リンクルを序盤に2枚引けると8Tまでに相手の体力最大値を13にするというプランがかなり現実的になります。
(3)リンクル1枚+キャル2枚で勝つ場合
次に、キャルが2枚引けた場合の勝ち筋を考えましょう。キャル1枚で相手の体力最大値を5削れるので、あと2だけ削れれば体力最大値を13に出来ます。ということはなんと、「6Tリンクル暴圧→7Tキャル→8T UBキャル+術式」で勝ててしまうのです。5Tまでの戦いは一体なんだったんだという感じになりますが、こういうある意味理不尽な勝ち方が出来てしまうのがこのデッキの強みでもあります。
さらに、キャルが2枚ある場合は真理の術式が無くても8Tで勝てる可能性が出てきます。つまり、8Tに相手の体力最大値を10にまで落とし込める場合です。例えば「2Tリンクル→3T暴圧」と動けた場合、6T or 7Tにキャルを出せば8Tには体力最大値が10になります。したがってUBキャル1枚で仕留めきれます。
(4)禁約の黒魔術師で勝つ場合
最後に禁約の黒魔術師で勝つ場合を考えましょう。基本的には上記の(1)~(3)のようにキャルでフィニッシュを狙う勝ち方が8割程度だと思いますが、時々禁約で勝つ試合もあります。この場合は特に「パターン」のようなものはほとんどありません。リンクルもキャルも引けなかったり、出すタイミングが無かったりしたときの補助プランということになります。例えばリンクルは引けなかったけどキャルは引けた、しかしキャル一枚では削り切れない……という場合は、先にキャルを出してしまってから禁約でのリーサルを見据えると良いかなあと思います。
要するに、「うまく勝ちパターンにハマれてないな~」と感じたときに禁約でのリーサルを意識するようにしましょう。常に相手の体力を気にしつつ、土の印をなるべく効率よく割ることを考えてください。デッキ構築にもよりますが、アダマンタイトゴーレム等の土を一気に割るカードを上手く活用しつつ、なるべくロングゲームに持ち込めるよう立ち回ると良いのではないかと思います。
他にもキャル3連打などで勝つ可能性が考えられますが、確率としては低いので取りあえず上記のパターンを覚えておくと良いのではないでしょうか。実際にはここまで理想的にいきませんが、「理想ムーブとどれくらい外れているか」ということを参考にすると何ターン目で勝ちが狙えるかが計算しやすいです。
個人的にこういう勝ちパターンがある程度はっきりしているデッキの方が好きなんですが、相手にすると確かに理不尽にも感じるので、好き嫌いが分かれそうなデッキですね。
また自分なりに整理したいことがあったら記事を書こうかなと思います。
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