ボランティアについて

ボランティアについて、少し調べたり考えたりしている。

ボランティアと一口に言っても、意味や受け取り方に幅の言葉であることがわかってきた。

ボランティアが社会奉仕や慈善事業的な意味あいで語られていたのは1970年より前のこと。とはいえ、今でもそのように思っている人も少なくないかもしれない。
かわいそうな人たちのために私たちはやってあげてるみたいな感じ。

でも本来は、自分のやりたいこと、好きなことをやるのと同じように、私的な動機が出発点でやるものがボランティアだ。動員されたり、お付き合いで嫌々やるものではない。辞める自由があるのもボランティア。

もう一つの視点としてあげたいのは、交換と贈与の視点。
何かを差し出したら、その対価を相手からもらうのは交換の形式。差し出すものはより少なく、もらうものはより多くという交換が一般的には良いとされている。
ボランティアをその形式に乗せて考えると、これまた面倒な話なる。どうして私のやったことに対して何もないの?

そこを贈与の形式で考えられると、少しは気も楽になる。
すなわち、今ある私もかつて誰かから助けてもらったり、誰かが差し出してくれたことのおかげで、こうしていきられている。そこで、もらったものは、今度は私が誰かに差し出そう。それが贈与の形式だ。
ボランティアをするのも、ある種の贈与であると考えれば、見返りの有無に囚われなくてもすむ。

とまあ色々考えているが、もう少し整理したいと思っている。

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