心ざわめく朝に

定点観測20200228@東海道本線上り富士川鉄橋

普段の年であれば2月最後の日だが、今年は閏年なので一日余裕がある。とはいえ通常の月よりも2日ほど少ないことに変わりはない。そんな時に、来月あたまから全国一律で学校を休校とする要請が政府からなされた。
ウィルス感染抑制のための措置だとの説明ではあるが、その有効性には専門家からも疑問の声が上がっている。

なにより、私が恐ろしさを感じていることは、この要請を出した経緯の不明確さもさることながら、でた瞬間に世の中が休校を決定事項として動きだしていることだ。

安倍さんはいつから大統領になったのか。彼の思いつきのような発言に対して抗うひとたちはいないのか。
これを許すとなしくずし的に、更なる規制を出してくるのではないか。そんなことが心配でならない。

危機に乗じて、普段であればできもしないこと、例えば基本的な人権の抑制でさえ可能にしてしまう。このような手法をショックドクトリンと言う。その手法とそれを使うことにためらわない姿勢を、今回の要請とその対応に感じてしまう。

状況に流されて思考停止になってはいないか。立ち止まって考えるべき時ではないか。そのためには、今少し時間を稼ぐことが必要ではないか。

そんなこんなで心が騒めく朝である。