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路上のルカ

映画「キリエのうた」のドラマ版
映画と違って、時系列に物語はすすむのでわかりやすい
だから、印象もだいぶ違う

映画では描かれなかったところも多い
歌のシーンがちゃんと長い
映画版ではインチキプロデューサーにしか見えなかったが、割とちゃんとキリエのことを考えて行動してた

キリエがずっと電車に乗ってるところも
ドラマが10話あってエンディングに電車のシーンが繰り返し使われるので
小説版では、理由が書かれていたけどイメージしやすい

イッコは、時系列順なので真ん中の回ぐらい ルカが東京の出て来てから現れる
でも、小説版と違って結婚詐欺師になった詳しい経緯はさほどない
でもルカの物語なのでそれはいい

ちょっと説明不足だろうって映画で思ったところはだいたい補足されてる
(カットされずにのってる)


だがしかし、岩井俊二監督が好きか、アイナ・ジ・エンドが好きな人しか見ないかも

いい話なんだけどね


いくつも印象的なシーンや歌があるが、映画としては一番好きなところ

やっぱり思うのが、いくらアイナ・ジ・エンドがあふれる才能があるとはいえ表現者といえど歌手というフィールドと演技はするというフィールドはちがうよなって
ダンサーインザダークに出演した後にビョークが「もう映画はこりごりだよ」って言ったとかいうのと同じ印象を感じる

エンディングは一緒だった。
キリエというキャラクターを通して見てしまうが
本人との共通点は数%ぐらいで、性格も生い立ちも違うけどもしかしたらこんな生き方してたかも、BiSHで成功できてなかったら才能は埋もれてしまっていたかもって悲しい思いにさせられる

逆に俳優という職業は、演ずるキャラクターとの少ない共通点から、演ずる自分自身を現すのだからすごいなと思う。

別の話だけど8月に、夏至物語をyoutubeでやってた。
監督はどうしても依存系の彼女にしたいみたいだ
BiSHのSMACK baby SMACK って曲みたいだなって思った


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