SDGs検定に一発合格した勉強法を公開
私は2021年6月に行われた第5回「SDGs検定」に合格しました。
SDGs検定は、人気が出てきているものの、まだ新しい検定のためか、教科書や過去問がきちんと用意されておらず勉強法が分からないものです。
しかも、難易度は結構高い。平均で30%くらいみたいですし、私が合格したときもそうでしたが、問題もクセがあって難しいんです。
そこで、私がどうやって勉強して一発で合格できたのか、この記事で紹介します。
SDGs検定の受験を決定 【試験2週間前】
私は自分の会社でSDGsに関わる仕事をしたいと思っていた中で「SDGs検定」を発見し、すぐに受験を決めました。
ただ、2週間前だったのでだいぶ焦っていました。
※受験してみて思いましたが、2週間前に始めるのでは手遅れだと思います。私は勉強時間をかなり使えたので良かったですが、それでも危なかったです。
■ まず、勉強スケジュールを決定【試験2週間前】
2週間しか残されていなかったので、勉強スケジュールをカレンダーに詰め込みました。
幸い、私は仕事が多忙ではなかったのでかなり時間を割けました。
■ 勉強時間
勉強時間は、日によってバラツキはありましたが平均で1日2時間ほどをSDGs検定の勉強に使うことにしました。
合計で25時間くらいでしょうか。これから受験される方は、40時間ほど勉強するのをオススメします。私は25時間では足りなかったと思っていますので。
■ 勉強内容、やったこと
SDGs検定は対策しようがないところが多いです。
なぜなら、教科書も過去問も無いからです。私はこんな試験受けたことないです(笑)
資格試験というのは、だいたい教科書か参考書があって、過去問も5年分ほど公開されているものですよね?
そういうものが用意されていないのがSDGs検定なのです。どうしてそうなっているのかは分かりませんが、とにかく対策が難しいのです。
そのため、できることは以下に限られます。
・参考図書を読み込む
・わずかに公開されている過去問を解く
正直これだけです。まだ小さな検定なので資格講座もありませんから、これ以外にできることはほぼ無いと言っていいでしょう。
国連の公式の2030宣言(SDGsの大元)は把握している必要がありますが、こちらは参考図書にも多くが書かれています。
なので、私は勉強時間のほとんどを参考図書を読み込むこと・覚えることに使いました。
具体的には、
1.本をざっと読む
2.線を引きながら読む
3.線を引いたところを中心に読む・覚えるために繰り返す
というように、とにかく読みまくりました。
ポイントはそれぞれの本を、ただ読むのではなく、まず1回目でざっと理解し、次に線を引いたりしながら覚えるために読んでいくことです。
これを2週間、合計25時間、やり続けました。
ちなみに参考図書はこの3冊でした。
また、対象範囲の国連の2030アジェンダはこちら。外務省が翻訳したものがPDFでダウンロードできます。↓
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf
■ SDGs検定が難しい理由
SDGs検定は以下の点で、かなり特殊で難しい検定です。
・教科書が無い(参考図書が3冊ほどあるだけ)
・参考図書以外の範囲からも出題する
・過去問が16問しか公開されていない
・応用的な問題が多い
まず、教科書が無いのはかなりキツイです。参考図書を教科書として、「そこから出る」と明言してくれれば嬉しいのですが、そんな甘くないのがSDGs検定です(泣)。参考図書の範囲も逸脱して出題されます。先日の試験ではユニセフのホームページから出題されました。。。これは正直、無理です。対策できません。
あとは、過去問が無いのもキツイですね。教科書が無くても過去問があればまだ良いのですが、過去問はなぜか16もんしか公開されていない。試験は30問で構成されますし、過去の年度の問題も考えると累計100問以上あるはずなのに、非公開です。16問だけ(笑)。
最後に、応用的な問題が多いのも難易度を上げている要因です。
「基礎問題=参考図書を理解してある程度覚えていれば答えられる」とすると、応用問題は参考図書以外の国連の資料やユニセフの資料なども読み込み理解して覚えていないと答えられないレベルです。これはかなり難しい。というかほぼ無理です。
「ほぼ無理」という問題が意外とあります。たとえば、日頃からその領域をウォッチしていたり、国際協力関係の仕事をされていたり、あとはユニセフのホームページのファンとか(笑)、そういうレベルの人じゃないと答えられないような問題がけっこうあります。こういう問題は諦めるしかないので、それ以外の問題で確実に正解する必要があります。
■ オススメ勉強法
私の勉強法は、簡単に言えば「本を読み込む」というだけですし、正直言うと他にできる対策も無いと思っていました。
そして、その考えは今もあまり変わっていません。
つまり、
「本を読み込みまくれ」
「国連の資料(2030アジェンダ)を読み込みまくれ」
ということです。
それ以外に、問題集も世に出ていませんし、通信教育の講座なんかもありません。。。
問題集や教材を私が作ろうかなと、ちょっと考えているくらいです。まだまだ小さい検定試験なので誰も作っていないんですよね。。。
以上となりますが、何か質問があれば、ぜひ気軽にコメントしてください!
SDGs検定はまだ情報が少なくて不安な方も多いと思うので、相談に乗りたいと思っています。
https://blog.push.co.jp/archives/185