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エッセイのやうなもの

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エッセイといふものは、たぶん随筆のやうなものです。
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記事一覧

言葉狩り

言葉狩り

先生が生徒に、「事故にあえばいい」と言ったそうで。問題発言とか言われている。

以下引用

教諭は「給食が全員に行き渡ってから食べるよう指導していた。道を歩いているとき、ルールを守らないと事故に遭うという気持ちで言った。かっとなって発言し反省している」と説明したという。

なにが悪いのかよく分からない。
「ルール守れん奴は、信号守らへんし、スピードも、道路交通法も守らん。そんな奴は事故に遭ったらえ

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女の一生

女の一生

さっき記事で、女性は就活が終わったら婚活、妊活、保活…なんてのを読んだ。

私は男だから分からないのだけど、女性の一生というものはそんなものなのかもしれないな。
兎に角まともに考えて時間がない。
大雑把に年齢で示すと、

就活 22〜23
婚活 24〜30
妊活 30〜35
とかいう感じなのだろうか?
この期間を千年一日の如く無為に過ごしてきた私が馬鹿みたいだけど、それにしてもあまりに忙しいし、正

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心霊写真

心霊写真

TBSが心霊写真を捏造したとかしないとかの話で、なんとなく今更な感じがあった。
心霊写真の歴史は古くて、日本に写真機が持ち込まれて、間も無く心霊写真が作られて売られていたらしい。技術的なことはわからないけど、例えば偶然にしても我々の目は逆三角形の点∵を顔だと認識するのだから、例えそこに顔がなくてもいずれは霊を見出したのだろう。

そんなことより心霊写真特集というものがまだテレビで放映されていること

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死ぬことと見つけたい

死ぬことと見つけたい

先日、市川海老蔵さんの奥さんの小林麻央さんが亡くなって、自分と同い年だったんだなあと驚いた。
私は彼女のことをあまり知らない。
ただ、ブログを必死に更新して生きようとしていた姿が頭に焼きついた。
そうやって必死に命にしがみつく34歳もいれば、生きていることを当たり前のこととして、ハードルを勝手に上げて、挫折して、自虐的になってる34歳もいるわけだ。

子供の頃の私をたいそう可愛がってくれた大叔母は

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『星の王子さま』の解釈

『星の王子さま』の解釈

読書感想文の定番であるサン=テグジュペリの『星の王子さま』であるが、実際、中高生が読むには難解な本だと思う。
序の部分に、

私はこの本をかつて子供だったその大人に捧げたいと思う。

とあるように、これはそもそも絵本でありながら、そもそも大人を読者として想定している。大人の食べる苦いチョコレートみたいな感じ。

昔、ある生徒の読書感想文に、
…キツネが王子さまに伝えたように、大事なことは目に見

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