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令和5年度の始まりとともに

こんにちは。久々に記事を書きます。

令和4年度末は毎週末イベントで、仕事も年度末の忙しさがあり、まー駆け回りました。その影響か…大会引率、発表会の実施を経て、いつもよりしっかり各チームのショーを見ている自分がいた。邪念がないというか、本当に真っ直ぐ受け取るままの感覚で。

例年なら、このタイミングで主宰しているクラブの子たちの大会結果や発表会のレポートなんかをする訳ですが、様々なショーをゆっくり見たので、ここは現役の皆さんに少しでも役に立てば良いなと思うことを述べてみたいと思う。

発表会、クラブの様子については、最後らへんにちらっと書くことにします。では、お付き合いください。

さて、今年もFat man crewのタローが主催しているAccel Party(アクセルパーティー)にsddcからも出場することから、自分も引率&観覧に入りました。当大会は、規模感、ゲストコンテンツ、開催主旨などがかなり良くて、実はめちゃくちゃ好きです。関西の皆さんにおすすめしたいイベント。

アクセルを見て感じたことは、夏に向けて将来性があるチームが多かったということ。長いことシーンを客観的な視野でも見ているので、この所感はあてになるもののはずです。全チームにチャンスがあるように感じる。昨今、現役世代のクオリティやスキルの停滞・衰退に対しての懸念をよく耳にしたし、自分はシーンの構造的な課題をよく述べている。たしかに向き合っていかなくてはならない問題はあるのだけど、純粋にダブルダッチに向き合っているチームが複数チームあったこと、これには嬉しい気持ちが芽生えた。

その中で印象の残ったのは、楓、Razeeの2チーム。聞くところによると2回生と1回生。まったく知らない方たちなので、ここで偉そうにいろいろと話すことは控えますが、とにかく基礎を論理構成からしっかりやって、音選と編集、パフォーマンス構成を信頼できる人からしっかり勉強して夏に励んで欲しい。今はまだ荒削りだけど、ポテンシャルがあるように感じた…自信を持って欲しい。こんなこと感じてる人間がいるんだよーってのが本人達に届くと幸いである。

上記2チーム以外にもたくさんありましたが、全チームに関して書くのは骨なので、ここまでとします。それと、自分がアドバイスしたことがあったり、自分の周りが関わっているチームについては、敢えて言及していません。

あ!

ただ、これだけは…sddcから出場したAmitieというチームが中学生以下部門優勝かつ、全体の総合部門でも3位入賞となりました。当日応援してくださった皆さん、ありがとうございました!

1年でかなり成長しました!

この子達の成長を見ていて思うのは、結局ある程度のところに進むまでは素直さが大切だということ。「守破離」なんて言葉があるのだけど、何かを極めようとする際に、これほど役に立つ言葉があるだろうか。

それと、指導側の資質として大事なのは、面白いとは何かを抽象的に考え、それを具体化することを楽しめる人であること。今回のショーを本人達とともに楽しんで作っていたヒロト(FOG→アラミカグラ→この春から社会人)にはこれからダブルダッチ界に良い影響を与えてくれることを期待したい。夏お世話になった、なっちゃん、まあなも本当にありがとう。ここで感謝を述べておきます。

さて、偶然目についた、先程あげた2チームだけでなく、全チームにこの夏勝ち上がる可能性がある。あるいは、勝ち負けに自分達の充実感を求めなくても、きっと素敵なショーが評価されるチームもいるだろうな。

まずは素直さ。何もできていないし、大事なことが抜けていることを受け入れないと何も始まらない。ここに向き合える人たちが良いチームを作っていくと思う。今現在の自分のプライドを守ったところで、欲しいものは何も手に入らない。むしろ手放すことに相当する。

教わるという行為を取らなくても良い。けれど、課題を具体的に把握し、問題解決を実際に行うことは鬼のように大切。そして、それが目指すべき方向に進められているかをチェックする体制構築も必須である。様々な組織においてもPDCAサイクルやOODAループなんてメソッドが活用されていますが、チーム活動においても極めて有効に生かすことができると思う。

一度の実行で問題の解消が完全に行われることなどほぼあり得ない。「改善を積分してようやく解決に近づく」ということを、この何年もダブルダッチやチーム活動に関わってきて痛感する。それを分かって活動すれば、判断材料や視座が多いに越したことはないので、多くの情報に触れる(=先人達との会話、一緒に練習してみる、レッスンに触れてみる)ことは、スタートアップの時期にしておいた方が良いとなんとなく思えないかな?

その上で、自己流やオリジナルを生んでいけば良いと思う。数年で結果を出すと想定すると、基礎は知識がないと着地点のないまま闇雲に練習して、ミスで思い届かずってことになるし、注意が必要である。

それと、よくいうのですが、「10回通し練して、通ってないものは、反復練習で通るようにならない」ということ。これはマジ。そこには必ず問題点が含有されている。

例えば、難易度設定が現状に合ってない、正解の設定に不備がある、ターナー同士の認知がバラバラなどなど。これを見抜けるようにならないと、無駄な通し練が何十回と続くことになり、もれなくチームの士気は下がるし、負のループに入る。反復練習で身につくものを冷静に考えて欲しい。毎年これになってないですか?!もしなっていたらチームでしっかりこの点に向き合いつつ、先輩や頼れる人に相談すること!この4月の間に!

あー、話がまたずれてしまった。すぐこちら方面の話をしてしまいます。笑

大会の話に戻します。

コンテストも動画である一定数見ました。評価基準(項目)の変更が多くの人達にいろんな影響を与えたなと強く感じますが、コンテストの今後をしっかり明示されたということだと思いますし、これは悪いことではない。それより、そういったものを受けて、今後みんながどのように大会に向き合ったり、あるいは、新しい世界を作るのかってことだと思います。

で…ショーについて、自分は出場してない立場でどうこう言えることはないかなと。選手として頑張っている全ての人に敬意を持ちつつ、けど、上述したように自分達を客観視することを大切にして欲しいなとは思うってところです。

動画でしか見てないのでチームへの言及もできないですが、1チームだけ…Dye you in my hueは生で見てみたいなと思わされた。ラス曲のunityな感は大人になると心に染みるのです。

何はともあれ、きっと多くの学生さん達、キッズ達が、またデライトに向かうのだと思います。評価の基準が大会で異なることに留意しつつ、また夏に向けて頑張りましょう。

それから、今年度も土曜日の夜は毎週島本で活動していますので…

一緒に練習してみたいって人、縄練が気になる人、あるいは、頑張っているいろんな人に話を聞いてみたいなって人、是非、この年度の早い段階で足を運んでみてください。いつでもお待ちしております。

練習も気軽に参加できます!

自分は島本町に新しいイベントを作ったり、さらにダブルダブルを根付かせて、行政、地域社会とともに、ダブルダッチを島本の文化の一つとして残せるように頑張ります。さらに、隣街の高槻で頑張ってるみんなと一緒に、大阪(島本高槻界隈)で熱く活動を続け、単一的なシーンではなく、多文化なものにしていくように進んでいきたいと思います。

それぞれの想いを実現できるよう、皆さん、新年度も切磋琢磨しながらもよろしくお願いします!!

sddc代表 ヨウ

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