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NAKANOのパーマ/カーリング料ブランドを一挙に解説!

メンズパーマを火付け役に、年々パーマに対する注目度が上がっていますね。もちろんNAKANOにも昨年発売した【エモルテ】をはじめ、いくつかのパーマ/カーリング料ブランドがあります。今回は各ブランドのラインアップやスペック、オススメのポイントをご紹介します!これから積極的にパーマを提案していこうという方や、今ご使用されている薬剤で「もうちょっとこうなら…」という思いのある方は、是非ご覧ください。興味のあるブランドや商品がありましたら、お取引のあるNAKANO取扱い代理店さまか、担当の弊社営業パーソンまでお声掛けください。


エモルテ

【エモルテ】は、パーマメニューを「楽しい」と思える美容師さまやサロンさまを増やし、ポジティブにパーマの提案ができるようになることを目指したブランドです。シンプルなアイテム選択と施術で、失敗リスクを抑えてパーマに対する苦手意識を払拭できるラインアップを揃えています。「パーマは苦手」と感じている方は、【エモルテ】でパーマが得意な美容師を目指しませんか?

ラインアップとスペック

オススメのポイント

「パーマが苦手」と感じる方に、特にオススメなのが化粧品タイプです。システアミンをベースに3~4種類の還元剤を配合しています。液ごとにpH/還元剤濃度/アルカリを調整し、更にウェーブ/カールを豊かに表現するためのカールアシスト成分*¹*²を配合(医薬部外品/化粧品共通)したことで、対応が難しいダメージ毛にも弾力感と立体感のあるカールが表現できます。
*1:アニオン性ポリマー
*2:カチオン性ポリマー

周辺アイテムについても、パーマの苦手意識を払拭する工夫がされています。前処理として【ケアミスト】を使用することで、毛髪のコンディションを整え、オーバータイム、過度なダメージ、かかりすぎなど失敗のリスクを低減してくれます。また、後処理として【カールトリートメント】を使用すると、ナチュラルフローラルの香りでパーマ臭を低減し、指通り良く軽やかな仕上がりになるだけでなく、配合されているカールサポートポリマー*⁴により、ウェーブ・カールを立体的でキレイに魅せることができます。【カールトリートメント ホームケア】は【カールトリートメント】を日常のケア向けにアレンジしたアイテムで、お家で使用していただくことでサロンの仕上がりを簡単に再現し、パーマデザインを長く楽しめます。これはパーマのスタイリングに慣れていないお客さまにとっても嬉しいポイントではないでしょうか。
*4:(PPG 12/SMDI) コポリマー (基剤)

「パーマは苦手だけど、これからパーマの提案に力をいれたい」という方は、是非【エモルテ】をお試しください。


マークコンティ

【マークコンティ】はクリームタイプの剤形で、縮毛矯正やストレート施術にご使用いただけます。「クセの伸び」と「使いやすさ」の基本性能を向上させたブランドです。

ラインアップとスペック

オススメのポイント

縮毛矯正の施術時に「新生部のクセが伸びていない…」と冷汗をかいたことがある美容師さまは多いと思いますが、【マークコンティ】には【120】(医薬部外品)という新生部や頑固な縮毛にオススメの薬剤があります!

【120】は還元剤やアルカリの配合量を、縮毛矯正剤(医薬部外品 第1剤)として認められている範囲の上限近くに設定してあり、非常に矯正力の高い薬剤となっています。「太い・硬い・健康」といった、いかにも手強そうな毛髪に最適です!逆に考えると細毛軟毛やダメージ毛には不向きのため、【100】(医薬部外品)や【50】(化粧品)との使い分けが必要となりますが、【120】が有るのと無いのでは安心感が違うのではないでしょうか。

「使いやすさ」という点では、軟化速度が速いだけでなく、軟化度合いを読みやすくするために、配合するアルカリのバランスを工夫しています。放置時間に比例して軟化が一定のスピードで進むため、軟化の進み具合が予想しやすく、軟化チェックの時に「もう少しだけ軟化させたいから、あと3分放置しよう」…3分後「思っていたより軟化しすぎている…」というリスクが少なくなっています。

マークコンティの軟化イメージ

カールX CYA/SPI

【CYA】はシステアミン、【SPI】はスピエラ®(ブチロラクトンチオール)をメインの還元剤として配合し、「髪質を選ばないカールの実現」をコンセプトに、健康毛からハイダメージ毛まで対応したカーリング料です。【CYA】はリキッドとクリームの両タイプ、【SPI】はリキッドタイプのみとなっています。【SPI】は使用時に、原液を希釈液で濃度調整して使用する用時調整タイプの液です。

※「スピエラ®」は昭和電工株式会社の登録商標です。

ラインアップとスペック

オススメのポイント

NAKANOで唯一、スピエラ®を還元剤として使用した【SPI】は、酸性域での施術にこだわりのある方にオススメです。原液(SPI-1)に対して、希釈液(SPI-1N/SPI-1T)の種類と割合を変えることで、様々なスタイルや毛髪に対応できます。

スピエラ®は分子構造が特徴的で、毛髪に対しての浸透力が高く、酸性領域でも還元作用があるため、毛髪を膨潤させる必要が無く、毛髪への負担を抑えて施術が行えます。また、毛髪のダメージ度合いにかかわらず、均一なカールが得られるため、根元にもしっかりカールを出すことができます。健康毛でもハイダメージ毛でも対応できて、更にダメージも少ないと、還元剤としてメリットは非常に多いのですが、デメリットもあります。1つは水溶液にすると加水分解し、還元力が損なわれてしまうことです。その為、使用の直前に原液を希釈液で濃度調整する手間がかかります。もう1つは独特のニオイです。これは実際に体感しない事には分からないのですが…不快と感じる方が多いことは事実です。

このようにメリットもデメリットもあるスピエラを使用した【SPI】ですが、酸性域での施術にこだわりのある方はモチロン、酸性カーリング料を使ったことが無いなという方も、試す価値のあるカーリング料です。


プロメールカール

NAKANOのパーマ剤の中でも、非常に長く販売が続いているブランドです。今では珍しいのかもしれませんが、還元剤にはチオグリコール酸塩のみを配合し、還元剤濃度は全ラインアップ6%で統一されています。

ラインアップとスペック

オススメのポイント

商品名とスペックを見て気づいた方はスゴイです。実は…各商品名の【215】や【240】といった数字はアルカリ配合量を表しています。更に「アルカリ0.1/pH6」の【201】があるなど、非常にマニアックなブランドとなっています。チオグリコール酸塩にこだわってパーマ施術を行う方にオススメのブランドです。


イメージング

上記のプロメールカールに次いで、長く販売が続いているブランドです。元は4アイテムあったブランドですが、今は1アイテムのみ生産しています。生産中止できずに残っているという事は、「替えが利かないアイテム」ということですね。

ラインアップとスペック

オススメのポイント

昨今のメンズパーマ人気で、一部の方から支持を受けているのが【イメージング f】です。スペックを見ていただくと分かる通り、リキッドタイプとしては非常に高い濃度でチオグリコール酸塩を配合しています。チオグリコール酸塩のみの配合で、このpH/還元剤濃度/アルカリの薬剤は、健康毛でいかにもパーマがかかりにくそうな毛髪…つまり、バージンヘアで硬毛の男性が初めてパーマをかける時などには最適です。


以上、NAKANOのパーマ/カーリングブランドを紹介させていただきました。パーマメニューの提案が「楽しくなる」【エモルテ】から、酸性カーリング料の【SPI】、マニアックな【プロメールカール】など、NAKANOには様々なパーマ/カーリングブランドがあることが分かっていただけたかと思います。今回の記事で、興味のあるブランドや商品がありましたら、お取引のあるNAKANO取扱い代理店さまか、担当の弊社営業パーソンまでお声掛けください。

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