【SD】ルイス·カンプサーノ、そなたが正捕手となれ
こんにちは、テルチカです。
今回は長年パドレスのトッププロスペクトとして君臨したルイス·カンプサーノが、苦節を経て開花しそうな件について触れていきます。
キャリア
カンプサーノは2017年のMLBドラフト2巡目において全体39位で指名されました。契約後は傘下のルーキー級ACLに出場、2019年にはA+級のカリフォルニアリーグにおいてMVPに選ばれました。
2020年9月4日にメジャー昇格、すると同日の試合で初打席初HRを記録し完璧なスタートダッシュでメジャーの舞台に立ちました。
しかし2020年のレギュラーシーズン終了後の10月17日に、大麻所持が禁じられている地元のジョージア州において大麻所持で逮捕。そこから暫く3Aの王として君臨し続けます。
そして今年、遂に開花の片鱗が見えました。
打撃パフォーマンス
※サンプル数の少なさはご了承願います
2022年16試合/2023年49試合
①swing percentage(2022→2023)
※O- ····· ボールゾーン/Z- ····· ストライクゾーン
SwStr%·····(空振り/投球数)
Whiff%···(空振り/スイング)
全体的にストライクゾーン、ボールゾーン関係なくスイングを多くかけています。その中でコンタクト率や空振り率においてリーグ平均を上回っておりコンタクト能力の成長が伺えます。
また、Eric CrossによるとZ-Contact%が90%を越えHard-Hit%が40%を越える捕手はAZのモレノとキャンプサーノの2人だけだそうです。
②球種別クオリティー
3ピッチタイプの全てにおいて打率.300以上を記録したのはサンプル数が少ないとはいえ大きな収穫だと思います。
Run Valuesにおいても、ファストボールは-1/
ブレイキングは+3/オフスピードは+6となっており、変化球への対応が良化しているなどメジャーレベルへの慣れが感じられました。
守備パフォーマンス
マイナー時代から打撃が売りとされてきた捕手であり守備はお世辞にも良いとは言えず、フレーミングやポップタイムなどにおいても平均より下の数値を記録しています。
Framing Runs -2/strike rate 45.1%は平均以下であり、唯一左打者のバックドアに当たるゾーン16は73.5%とMLBでも3位の数字です。
フレーミングに関しては先日ソトとのトレードでやってきたKyle Higashiokaの評価が高く、NYMのFrancisco ÁlvarezとOmar Narváezのような師弟関係が実現したら嬉しいですね。
マスグローブは2022年8月31日の登板においてカンプサーノと初めてバッテリーを組んだ際には、数日前からずっとゲームプランについて話し合いをしたと。最初は全てを知っているかのように振る舞っていたが、最近は物事を理解する為の努力をしていると評していました。
まだまだ若いですし、色々なことを吸収して成長が見られたら嬉しく思いますね。
まとめ
イーサン·サラスが昇格するであろう2026年までは怪我がなかったら正捕手の有力候補になると思います。来年は更に打席数も増えますし要注目していきたいですね。
サムネイル
データ引用
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