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【MTG】アーティストプルーフ(AP)とは何か①

私はMTGというカードゲームで
アーティストプルーフ(以下AP)の存在を知りました。

※古海鐘一先生によるAP

ただ、このAPはMTGだけの用語ではなく
アーティストがデザインしたコラボの
ブランド物や版画(シルクスクリーンなど)にも存在し
広く使われている用語なので
必ずしもAP=MTGということではありません。

実際に同じようなカードゲームの
Flesh and BloodなどでもAPは存在します。
ここではあくまでMTGのAPについてですので
それ以外のAPについてはこれ以上深掘りしません。

あくまでAP=MTGだけではない
ということだけは把握しておくと良いと思います。

さて、MTGでいうところのAPはメーカーから
カードのイラストを担当したアーティストに送られる
見本品のようなもので
書籍でいうところの献本というところでしょうか。
MTGのAPにおいて献本等と異なるところは
献本はほぼ店頭で並ぶ製品そのままなのですが
MTGのAPは製品版のカードと違い
裏面が白地(何も印刷されていない状態)というところです。
この白地の面にアーティスト本人が
イラストやサインなどを入れて販売等をすることで
アーティストの収入を増やすことを
目的とされているとも言われていますが
諸説というかMTGが販売された
オールドエキスパンション、レガシー
ヴィンテージとも言われるような
古いカードにもAPは存在するため
約30年近くも経っているので
諸説ある内の1つと思っています。

元々は先程のように
書籍でいうところの献本のように
見本品をアーティストに
送っていただけだったのかもしれません。
また、APは担当したカード1枚につき
50枚とも100枚とも言われていますが
カードやアーティストによって違うようです。
例えばイラスト面に番号を書くアーティストもいて
「10/50」というような感じで書かれている場合もあります。
これが「12/200」だったからといって
「偽物だ!あり得ない!!」ということでもありません。
もちろん数字の書き間違いということも考えられます。

逆に50枚届いたからといって
全てにイラストを描いて
なんらかの手段で配布するとは限りません。
そのため「1/50」ではなくて
「1/20」という表記をするかもしれません。

またアーティストによっては
イラストの邪魔にならないように
本来のサインとは異なる簡略化されたサインや
マークのようなものを記載している場合があります。

※MONZTRE先生のサインの場合

そのためアーティスト本人から
APを入手する方法以外の場合
それが本人によるものなのかそれとも……
という判断が曖昧なものは
やはり自分である程度知識を持っていなければなりません。

先に述べたようにAPの配布の目的は諸説あるものの
アーティスト本人の収益になるように配布された物と
一般的には考えられているので
それにアーティスト本人以外が手を加えるのは御法度です。

ただ、残念なことにブランクAPといって
白地の面にアーティスト本人が
何もイラストを描かないまま
販売するケースもあるため
第三者がイラストを描くことも
物理的には可能であるということも事実です。

※ブランクAP


長くなってしまったのでこの①では
APの概略とさせていただきます。
反応が良ければ②で
さらに補足などを加えた説明をしたいと思います。

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