.vgmファイルからFurnace用のOPM音色を作る

ここ数日MDPlayerで.vgmを再生しながら目視で音色のパラメータをコピーしてたんですが、.vgmファイルを読み込ませるだけで.opm(VOPM用の音色ファイル。Furnaceでも開ける)を取り出してくれるツールがある事に気付いたので例によって備忘録です。


追記:
MDPlayerの開発者様からMDPlayerでもパラメータを出せるとの情報を頂きました、知らなかった……
.dmp形式であればファイルで出力ができてそのままFurnaceで読めるのですが、実際にFurnaceで読み込むとOP2とOP3のTL値などが入れ替わってしまうなど微妙に互換性がなかった(Furnace側の問題かも)ので、MDPlayerのみで音色を作る場合は形式をVOPMにしてコピーした内容をメモ帳などで保存して拡張子を.opmにする事でFurnaceに持っていくのが良さそうです。

FurnaceはVOPM(.opm)の他、OPNI形式にも対応していますが試してません

必要な物

.vgmファイルの用意

特に多くは語りませんが、.vgmファイルを用意します。この時圧縮されたvgz形式である事が多いですが、VGM_to_MIDは.vgzに対応していないのでVGMToolで.vgzを読み込み、vgm形式に展開します。もしくは7-Zipなどでも展開できるらしいです。初めからvgm形式の場合はこの手順を飛ばします。

”Decompress VGZ”でvgzがvgm形式に変換されます

.opmの取り出し

.vgmファイルが用意出来たらFileにドロップし、Goを押すだけで.mid、.syx、.opmファイルが生成されます。

ファイルをドロップしてGoを押すだけ

音色を取り出すだけであれば左上の項目は特に弄らなくても問題ないです。
ファイルは.vgmと同じフォルダに生成されるので確認しましょう。

vgmから3つのファイルが生成されました

.opmの読み込み

あとはFurnaceで.opmファイルを開けば使われている音色が一気に読み込まれます。各音色に適宜名前を付けて保存しておきましょう。

注意点としては.opmに変換する際キャリアのTL値がその音色で鳴らせる最大値になるように書き換えられてしまうので、どうしても元のvgmと同じTL値にしたいという場合はこれまた目視で確認したりする必要があります。
ただ音色自体に影響はなく音量を最大化する為の処理なので、トラッカーで音色を使うというだけの目的であれば気にしなくてもいいのかなと思います。TL値で調整するよりトラッカー側のボリュームカラムで指定した方が分かりやすいですし…。

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