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『近未来首相答弁』


2020年5月某日

「過去の答弁にそのような発言の記録があったとしてですね、あなたが妄想たくましく私が発言したとおっしゃるそのときの発言者は、今、ここにいるわたし自身であるかは、まったくの憶測であり......
...ちょっと、ちょっと、野次をとめて下さい。ちょっと野次が...そうウルサいとですね、発言できないじゃないですか。
いや、ですから、そのときの速記録にその発言が記録してあったとしてもですね、それが、”今、ここにいる”私の考えていることだとどこにも記録が書いてないじゃないですか。記録にある答弁が、私のものだとどうしていえるんですか」

2020年5月

「先日の、私の国会答弁におきまして、議事録の記録について疑いを差し挟む発言があったことを、総理大臣として謝罪しておきたいと思います。委員からご指摘された内容の事実の真偽にかかわらずですね、議事録の記録に対して、私が疑いを持つかのようにもとれる発言について、お詫び申し上げたいと思います。」


2020年6月

「あのですね、私の妻が関係しているとか、妻を国会へ証人喚問しろだとか、委員はおっしゃっておられますが、えー、どこにアベアキエなる人物がいるんですか。
私は独身であり、妻はおりません。
その点においてですね、えー、”アベ”アキエという、あの、いわゆるですね、私の妻なる人物も存在しないというわけでごじゃいまして、そのですね、委員の紹介された籠池なる人物と一緒に写っている写真の女性も...
つまりですね、委員が妄想たくましく私の妻としておっしゃっている女性もですね、かつての私のバンロ(伴侶)であった女性と同一人物であると、どうしてそんなことがいえるんですか。え、写真のどこかに署名でもされているんですか。どこにそんな証拠があるんですか。証拠もないのに、そういうのはイメージ操作ですよ。それは人間として、ひとりの人間としてどうかと思いますよ」

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