客観的な事故報道を当事者批判で終えるか先人の知恵とするか。

20代若者が梅雨の時期に川の中州でキャンプして増水に遭い、消防隊に救助されたことが報じられていました。その記事から次の情報が得られました。

  • 川の増水は怖い。梅雨はその頻度が高い。その時期の中洲キャンプは尚更危ない。

  • 消防隊は適切に救助通報すれば救助してくれる。それだけの訓練を日頃されている。

  • 20代には川の怖さが周知不足の可能性がある。

  • 電話やネットが繋がらないと死ぬ可能性が上がる。

これらの情報を得たとき、川の怖さを軽んじた若者への批判も選択肢ですが、批判以外の選択肢――水難あるいは正常性バイアスとして学び伝える、自然の怖さを改めて伝えるきっかけとする、私達の生活を守ってくれる消防、道路、通信、電気などへの感謝を思い出す――もあります。

記者の方がせっかくまとめた事故報道を読んだとき、「何でそんなことを!」で終わらずにしっかり咀嚼すると自分の役に立つかなと思いました。

蛇足です。楽天モバイルは人里近くの山中でも通信が途絶えることがあります。町中を出ないなら値段重視で良いと思うのですが、記事内容のような緊急事態を想定するなら推奨できません。
6/27追記:楽天モバイルがプラチナバンドの商用サービスを提供開始しました。時間はかかりそうですが、勢力図は変わるかもしれません。

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