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魍魎戦記MADARA 感想

今まで、最近のゲームの感想を書いていたから混乱すると思うので書いておくと今回のゲームの機種はファミコンである。

意外と面白かった。
エンカウント率が異様に高かったり、ストーリーが語られなさ過ぎて(テキストが少なすぎる)よく分からなかったりしたので、ただひたすらに戦ってばかりというイメージしかなかったけど、でも楽しめた。楽しめた要因は、この令和の時代になっても結局はそんなゲームばかりである。そう、ソシャゲだよ。毎日決まったことばかりやるだけのゲームとほとんど変わらん。結局、楽しいゲームとは何ぞや?と考えさせられるきっかけになった。別に考える必要なんてないけれど…

一応、良かった点と悪かった点を箇条書きに挙げておく。
良かった点
音楽が良い。
 ファミコンとは思えない良質な曲の数々。機会があれば聞いてみてほしい。
  僕のお勧めはラストダンジョンの曲。冒険の最後と決戦が伝わる名曲と感じる。
   (その冒険が中身がないんだけれど…)
悪かった点
 状態異常が戦闘後も続く→状態変化予防の術が必須→隠しキャラっぽいナユタ必須
  特にどくとみわくがひどい。前者は死のカウントダウンが始まり、後者は味方しか攻撃しなくなる。
 テキストが少なすぎて、よく分からん。
  逆に言えば、想像力が掻き立てられるともいう。
総評
 ソシャゲは、拝金主義のために劣悪なバランスになっていることが多いが、それを無課金で乗り越えられる人には全然余裕である。

さて、魍魎戦記MADARAのストーリーをプレイして振り返ってみる。
マダラはシュミセンとかいう山から手足のない状態で桃太郎の如く流れていたところをタタラという爺さんが拾って育てる。そのころ、モウキとかいうバケモンの建立したこんごうこくという国が世界征服しようとしていた。で、なんやかんや15歳になったマダラは何故か旅立つことになる。ちなみにマダラの手足はタタラがギミックとかいうもので代わりを果たしている。


で、道中を進軍していくと、もうきはちだいしょうぐんという八人のバケモンが出てくるのでゲームの都合上、倒すことになる。倒すと何故かマダラの欠損した部位が取り戻せる。僕が覚えている限り、耳と目と心臓、片手と片手(原文ママ)、両足(こちらはセット)、喉である。その状態で普通に生きるどころか戦闘もこなしているのが訳が分からない。ちなみに上記に挙げたのは全部で七個で最後の一個はあるのかないのか不明。カゲオウマダラとかいうのが最後のもうきはちだいしょうぐんだと思われるが、倒しても何かを取り返したと出て来ない。


そのカゲオウマダラとは何度か対峙するのだが、初回だとマダラ(紛らわしいけどマダラがプレイヤー)が即死させられてカウンターでメガンテらしきものを撃って木っ端微塵になる。と思いきや、北の村にいるという情報を瞬時に得られて迎えに行く。その間、ゲーム時間は30分くらいで到達できるのだが、二年経過していたことになっていた。よく分からん。で、再開すると、闘いなんてしたくないと言う。他の人曰く、勇気がなくなったとのことだが、傍目には働きたくないと言っているのとあまり変わらないように見えた。その後、世話になった村の村人がバケモンに変化したのを見てやっぱ戦うはと言う。やはり、勇気ではなくやる気というかダラダラしたかっただけだと思った。で、今度はキリンというヒロインっぽい女の子がカゲオウマダラに攫われる。攫われた先はカゲオウマダラの居城ヨミの城。助けに行くと、キリンは布団にくるまった状態で発見される。多分、事後である。


その後、もうきはちだいしょうぐんが復活したという情報が入る。かげのつぼという魔封波みたいなもんがあって、それを使わないとダメらしい。で、それを取りに行ってもうきはちだいしょうぐんと大将のミロクていを封印する。のだが、その後、かげのつぼが割れて吉田沙保里に似た人がコスプレしたかのようなバケモンが現れる。宇宙に行ったのでこちらもアメノトリフネとかいうドラゴンの顔がついた宴会ができそうな船で追いかけて倒す。そのバケモンを倒すと今わの際に今いる自分の星を地球(だったっけ?まあ、マダラのいたところ)にぶつけようとする。それをまた、マダラがメガンテみたいなことをして星ごとぶっ壊す。果たして、地球は守られた。
で終わり。


疑問点は、宇宙でメガンテらしき技を使って自分のいた場所吹き飛ばしたら、自分や仲間も死ぬと思うのだが、無事な件。ご都合主義である。ただ、エンディングは、アニメーションとは程遠いがそれなりの美麗なグラフィックだけで無事を伝えているので30年前のゲームにしてはすごいんじゃないと思った。


あ、そういえば結局あのメガンテみたいな技は一体何だったんだろうか?ストーリー中で二回使って二回とも無事だったので、何でもかんでもあの技で済ませられたのでは?と思った。

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