見出し画像

アーマードコア6 感想…というより愚痴

アーマードコア6は見た目だけを見れば、キレイだし次世代のゲームだなとは思う。ただ、アーマードコアらしくはない。
アーマードコアと言えば、ACという組み換え可能な汎用機体をメイン戦力として戦争をするみたいな世界観である。なので、敵方の主戦力はACであるし、世界的にも数が少ないので貴重な戦力という扱い。ちなみにその下にMTがあって、さらにその下に現実にあるような戦闘ヘリや戦車という構成。とにかく、そういう設定なので最終的にはAC対ACという構図になる。で、有名なセリフとして「だまして悪いが…」というものがあるが、これはおとり依頼で主人公をおびき寄せて二対一で破壊しに来るというもの。それでも双方ACである。5ではオーバードウェポンというACの規格に合っていないという設定の武器が出てきた。そのほとんどが核弾頭を仕込んであるというとんでもない代物で当たれば一撃必殺というもの。5は4体4のチーム戦があり、遠くからそれで狙撃されると脅威である。当たればもちろん大破だが、外れた場合すごい爆音がする。それを見て、戦争らしい迫力があって面白い。
話が逸れたが、6はメインストーリーの敵にACがほとんど出てこない。出てきたとしてもボスの前座である。で、肝心のボスはACの性能をはるかに凌駕した何かである。相手はACではないので普通に戦うと確実に負ける。なので、攻撃パターンを覚えるのかどうかわからないがとにかく避けるなり避けるなりして確実に攻撃を与えることを要求される。僕は、大体一つのボスに二時間以上費やしてようやく倒すという感じであった。で、おそらく最終章の途中のボスもそんな感じであったが倒せそうな感じはあったが倒せなかったし、なんか時間を無駄にしている気がしてやる気がなくなった。

アーマードコアを出している会社がエルデンリングとかいうゲームを出してそれが大ヒットしたらしい。で、そのエルデンリングはやったことないが、主人公より性能が高いボスを何度もリトライして倒すというものでそれがウケたらしい。で、それに味をしめたのかアーマードコアも多分にその気に毒されている。どちらにせよ、こういうのを死にゲーというジャンルらしいが、このジャンルには初めてプレイしたが二度とやらないと決めた。理由は、時間のムダだからである。ある難しいボスを長時間の末倒したとしよう。その結果、そこで得た知識は何の役に立つ?ただ、時間を無駄にしただけだろう?今回のアーマードコアでその事実を突きつけられた。アーマードコア6は約九千円したし、一応盛り上がっていたのでやっては見たもののもうやりたくないと思った。ちなみに買った理由は、盛り上がっていたこととこういう新規の大作ゲームを体験したかった事と、後はネット友達が買うと言っていたからである。そういう意味で買ったのは必然であったので後悔はしていないが、人生をただ無駄にするゲームであったという感想しかない。

約九千円払ったんだし、そもそもプレイし始めたんだしで終わらせないと気分が悪いということで意地でもクリアしてみた。

無事エンディングを見ることができた。そして、その後最後の選択肢で味方になったやつに周回しろ(意訳)と告げられ最初に戻される。二週目が強制的に始まった。
二週目の話は置いておいて、クリアした感想を書く。
結論は、アーマードコア6はあまり良くないゲームだと思った。
僕はゲームは娯楽だと考えている(そもそもゲームは娯楽ではあるが…)。で、その娯楽とは、それをすることで気分転換になることだと定義している。なので、爽快感だったり、自分が無双できるようなものであったり、工夫をして障害を乗り越えるものだったりで成功体験をするものだと思っている。で、その成功体験が程よい感じで達成できるのがいいのだが、逆にその成功体験を得るのに苦労するタイプだと逆にストレスになる。娯楽でストレスを感じるのは矛盾している。アーマードコア6は、ボスが自機の性能よりも遥かに高く設定されており高難易度である。パターンがあるのでそれを覚えてねという側面はもちろんあるが、そもそもパターンを覚えてもどうしようもないことも多く、基本的には被弾前提でやられる前にやれという感じで結構運が絡む。なので、リトライをかなりの回数を行うのだが、僕は一つのボスに大体四時間くらいかけた。その四時間に何の意味があろうか?まったく意味がない。これがプロゲーマーの活躍するゲームなら価値があるかもしれないが、アーマードコア6はただのソロゲームである。無価値である。
とはいえ、こういういわゆる死にゲーと言われるジャンルは最近出てきて、それが人気を博したからこそこういう形になったとも想像できるわけで、フロムソフトウェア(アーマードコアの会社)と僕の娯楽の定義が違うだけとも言える。そう考えると、ただ不幸な出会いだったとしか言えない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?