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龍が如く 極2 感想

クリア時間は13時間01分49秒であった。感想は、一応楽しかった。
と、龍が如く6と同じ感想なのは冗談として、アクションゲームとしてはかなり面白かった。龍が如く6の次に制作したらしく、単純に進化した感じである。

シナリオは、原作の2をプレイしていたが、大半を忘れていたのでそれなりに新鮮に見れた。

ただ、桐生さんのラブロマンスは最新作を知っていればいるほど違和感がすごい。最後の方では、遥という存在があるのにも関わらず、薫と共に死ぬことを選ぶのは桐生さんにとって遙は所詮他人の子どもなんだなって思わされる。これがあったから、6では、遙が桐生さんと養護施設のみんなを捨てて恋愛に走ったのだろうと邪智できる笑。そういう意味では、似たもの同士というか親子だなと思う。結局のところ、自分の気持ちに正直で他の人のことを考えない人なのである。
後、毎回思うのが桐生さんは堅気だとゲーム序盤は頑なに主張するくせに、プレイ時間にして二時間後には極道を語るし何なら暴力に訴えるのはどうかと思う。強くてかっこいい人物として描かれるが、軸を持たない自分勝手でいい加減な側面も見られる。経歴を考えれば仕方ないような気はするが、大人になれていない人物なのは一貫しているのでそういう造形にわざとしていると思われる。

ラブロマンス以外では、伏線というか序盤に出た登場人物がフェードアウトして一気に終盤に出てきて、「あー、いたわこんなやつ」って思うことばかりである。特に重要人物の郷田会長は序盤以降誰にも語られないから忘れていた人は多いのではないのだろうか笑。なぜか、一緒にさらわれた堂島大吾は比較的早く開放されるので記憶からなおさら消えやすいと思う笑。
後は、東城会五代目である寺田は序盤で殺されるけど、終盤に実は生きていて実は…という展開だが、あれはシナリオ制作としては卑怯だと思った。なぜなら、どこをどうみても生きていた伏線がないからである。序盤で寺田は敵襲に遭い撃たれて救急車に運ばれて死ぬところまで桐生さんと遥に見届けられており死んだのは確実である。あそこで実は生きていましたというのはあり得ない。となると、そっくりさんでした!となるが…これ書いて思ったのはそっくりさん戦法はジングォン派の得意科目だった笑。本編でもホストのそっくりさんが出てくるし、6と7のハンジュンギを考えれば十八番なのだろう。まあ、ホストのそっくりさんが出てきた場面が伏線だったと思えば矛盾ではないし、卑怯でもないか。うーん…
最後の郷田龍司の扱いは誰もがひどいと思っただろう笑。桐生さんは「もうダメだ」と言ったくせにケロッとしていたので生きていると思われるが、誰も彼の安否を不自然なほどに口にしない。解せぬ!

キャラクターとしては、一番気になったのは別所勉である。俳優というか芸人のモデルで出てくるのだが、出番が少ない上に中盤頃にフェードアウトしてさっぱり出なくなる。重要人物っぽく見せて、黒幕だったということもなく見せ場はない。対象的に、瓦次郎はそこそこ出演の機会は多く、ちゃんと死ぬから記憶には残る笑。そういう意味では、キャラクターの出演バランスが悪いように思えた。

このゲームは、シナリオを見るのではなく、桐生さんの強さを体感するゲームだと思えば良いゲームだと思う。ちなみにボスは回避が超反応に近く、攻撃判定も強いため結構苦戦する。度々、戦う「黒装束の男」(という名前のただのモブボスキャラ)は、攻撃力と回避能力で記憶に残る。理不尽!

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