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バウムガルト監督・100試合目

ここまでブンデスリーガ5試合を終えて0勝4敗1分の勝ち点1と、厳しい戦いを強いられているパーダーボルン。今日のバイエルン戦はバウムガルト監督
にとってこのチームでの100試合目となります。

地元紙にバウムガルト監督のインタビューをまとめた記事が掲載されているので、ポイントだけ取り上げてみました。

Trainer Steffen Baumgart vor seinem 100. Pflichtspiel für den SC Paderborn »Ich lebe einen Traum« 

「マネージャーのクレシェ」
このチームに来る前に(当時のスポーツディレクターだった)クレシェと会って互いの相性を確認した。ウマが合ったし円滑だった。アーレンに0-4で負けてすぐにクレシェから電話で監督のオファーを受けた。その時SCPは最下位の一つ手前で、レギオナルリーガ降格の危機にあった。それ以降のことは知っての通りだ。

「最初の試合」
SCPでの初戦は地域カップ戦。対戦相手はレギオナルリーガのTSGシュプロックヘーフェルだった。前半を1-1で折り返し、ハーフタイムに今は亡きフィンケ会長はロッカールームに来るところだった。彼は怒っていたが、クレシェの「監督にやらせてください」と言う言葉で落ち着いた。その後は会長がやって来るときはいつも笑顔だった。1年後にはすっかり親しくなり、ツヴァイテへの復帰は最高の年だったとフィンケ会長に言われたときは、私にとっても特別な瞬間だった。

「最も重要な試合」
2017/18にハンザ・ロストックのホームで3-2と勝った試合は特別だった。前半で0-2をひっくり返しての勝利だった。5試合勝ちがなく、昇格レースから脱落しかかっていた。その後はトップグループとの対戦で全て勝ち昇格した。自分にとって心を揺さぶられた重要な試合はウニオン・ベルリンに3-1で勝った試合だ。

「最もためになった敗戦」
私たちはパフォーマンスではなく結果で常に評価される。それは勝利と敗戦だ。もちろん敗戦からも学ぼうとしている。ただシャルケに1-5で敗れた試合は苦痛だった。それ以外は全て説明可能なので、そこはうまく付き合っていかなければいけない。

「昇格」
もし2018年にツヴァイテに昇格しなければ、控えめに言ってもクラブはまずいことになっていただろう。私との3年計画も存在しなかった。私たちは昇格しなければならなかった。

「ブンデスリーガの監督」
自分がブンデスリーガの監督だと感じるのはまだ少し難しい。それは夢のひとつだ。私は夢を見る側ではなく、そこで生きている。

「フットボール哲学」
私たちがどのような顔を見せたいかが問題となる。私はサッカーを反抗心からプレーさせたくない。クラブでは私たちはむしろブンデスリーガで成功をもたらし、そのために攻撃的にプレーするという考えでいる。最初の勝ち点1をあげたことではなく、重要なのは個人のミス。私たちはもっと改善しなければいけない。

「バイエルン・ミュンヘン」
バイエルンとの対戦では二つの選択肢しかない。尻尾を巻いて負けるか、頭を上げて、それでもひょっとしたら負けるかだ。あなたは私がどうするか選ぶことができる。

「目標」
SCPがドイツの上位30以内とみなされるよう足元を固めること。私たちはこの夏にもっと投資もできた。しかしそうしなかった。私は今のスカッドには完全に満足している。

「ベルリンの壁崩壊から30年」
私は一方の側に属し、その場に居合わせたものとして全てがよかったわけではないと言う。東側の給与構造が依然として西側より著しく低いのなら、統一はうまく機能していない。しかし真実は東側には多くの投資がなされ、同時に西側の地域はほったらかしにされてきた。全てがよいわけではないが、全てが悪いわけでもない。しかし私たちは全体としては自国を誇りに思うべきだ。だから2019年11月9日は喜ばしい日だ。


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